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児童生徒約8,500人が利用、すららドリルを埼玉県朝霞市の小中学校が導入

埼玉県朝霞市の公立小中学校が「すららドリル」を導入

埼玉県朝霞市の公立小中学校において、2024年5月から「すららドリル」を導入し、同市の小学生および中学生約8,500人が利用を開始した。

埼玉県朝霞市では、教育大綱において「先行きが不透明な時代に子供たちが将来、社会の形成者としての役割を果たすために、確かな学力を身に付けるとともに基盤となる自己肯定感や規範意識をしっかりと持たせることなどが必要」としている。

株式会社すららネットが提供する「すららドリル」は、AIを活用したアダプティブな対話式ICT教材で、朝霞市の教育大綱に掲げられた確かな学力と自律する力の育成、質の高い教育の実現を目指す。

すららドリルは、20万問以上のドリル問題を有し、児童生徒一人ひとりの理解度に応じた最適な問題をAIが出題するのが特徴である。

また、弱点診断や単元アニメーションレクチャー機能により、確実な理解と定着を図ることが可能で、児童生徒の自信や自己肯定感を育むことができるという。

同教材の導入について、朝霞市教育委員会の指導主事である遊馬嘉和氏は、「個別最適な学び」の推進、多様な学び方の提供、そして教師による教材研究の時間確保の3点を期待していると述べている。

なお、同教材の導入で、レベルに応じた学習のほか、苦手な単元の克服や得意な単元の伸長が期待されている。また、小学校から高校までの学習内容を網羅しているため、学習機会を逃した児童生徒に対しても、学び直しの機会が提供されるとしている。

同社によると、国内の約2,600校の学校や塾などにすららドリルを提供し、42万人を超える児童生徒が利用しているという。