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AIを活用した日本語教材「すらら にほんご」が今春リリース

英語、インドネシア語、クメール語の3カ国語に対応

AIを活用したICT教材「すらら にほんご」(※現在開発中のため、実際の画面仕様とは異なる場合がある)

株式会社すららネットは、誰でもどこでも、正しい日本語を体系的に、楽しみながら学べるICT教材「すらら にほんご」を新たに開発し、2023年春より随時提供をスタートすると発表した。まずは、日本語能力試験(JLPT)のいちばんやさしいN5レベルからリリース。現時点では英語、インドネシア語、カンボジアのクメール語の3カ国語に対応しており、今後対応言語を増やす予定だとしている。

日本語教育においては、需要が高まる一方で、国内外では教師の人材不足や教務力のばらつき、充実した教材や教育機会が少ないといった課題を抱えている。同製品の開発には、日本語教育の実績を持つ日本語教育専門校アルファ国際学院の協力を得ており、日本での就労・留学・生活に必要な日本語の習得を実現する。

すらら にほんごの主な特長は、下記の通り。

①知識ゼロでも、文字・語彙・文法の基本から一貫して学べる
日本語能力試験に対応したコース設計で体系的に構成。自然な会話を通して日本語文法を無理なく学習する。また、語彙と文法をセットで学習することで、使い方を覚えながら語彙を増やし、文字を書いて練習できることで、一貫した日本語学習を可能にする。

②スモールステップで「わかった」をつみあげていく
1つ新しい知識を習得したら、すぐにアウトプット。このスモールステップの学習を繰り返すことで、確実に日本語の知識を定着させる。レクチャーの後に続く練習問題の量も多く、バラエティも豊富。時間を選ばず、自分の理解度に合わせて学習を進められる。また、自分のペースで理解度に合わせて進められるので、わからないまま進むことを防ぐ。

③アニメのキャラクターが正しい日本語でレクチャー
アニメのキャラクターによるレクチャー機能は、日本で活躍している声優のナレーションによる授業。聞き取りやすく、正しい日本語の発音に触れることができる。

④翻訳機能で学習者の母語が画面上に表示
学習画面上には、母国語である英語、インドネシア語、クメール語が翻訳機能で表示される(現時点では3カ国語)。また、ドリル機能での学習時には、解説部分も一部母国語で表示されるので、安心して学習を進められる。

⑤ゲーミフィケーション要素でモチベーション維持
学習時間や結果がランキングが出たり、学習到達度によって日本のデジタルアイテムを手に入れることができるゲーミフィケーション機能を搭載。また、学習管理画面では学習者の進捗や学習到達度がわかりやすく表示され、指導者は生徒一人ひとりに合わせて適切なアドバイスをすることが可能。

ゲーム感覚で楽しく日本語が学べる(※現在開発中のため、実際の画面仕様とは異なる場合がある)

すららネットでは、すらら にほんごの開発を通し、日本語学習という新たな市場に参入しチャネルの開拓に挑戦。社会課題の解決につなげていくという。