すららドリル、教科書準拠のプレテストを4月1日より提供

株式会社すららネットが、公立小学校に提供している「すららドリル」に教育同人社のプレテストを搭載し、2025年4月1日より提供開始

株式会社すららネットは、株式会社教育同人社と協業し、公立小学校に提供している「すららドリル」に教科書準拠のプレテストを搭載。2025年4月1日から提供を開始すると発表した。

「すららドリル」は、児童の理解度に応じて学年を問わず学べる無学年式のICT教材である。今回の協業により、教科書に準拠したプレテストをWeb上で受けられるようになり、児童一人ひとりの学力をより正確に把握できるようになる。

同社によると、学校から「教科書に完全準拠したテストで到達度を評価したい」という要望が多く寄せられていたという。教育同人社は、教科書に完全準拠した評価教材をプレテストとワークテスト（本番の評価テスト）を連動して提供しており、今回の取り組みではプレテストをWeb形式で提供することで、採点業務の負担軽減や帳票管理の簡略化も期待できるとしている。

単元別プレテストのボタンを追加

今回の搭載するプレテストは、教育同人社が「すららドリル」専用に新たな問題を開発したもので、算数の教科書（小学1〜6年生・6種類）に完全準拠した内容となっており、約10分で児童の到達度を測定可能だ。

テストの実施画面

また、アセスメント機能のほか、児童が間違えた問題に関連する「すららドリル」の単元を学習カリキュラムとして自動で設定し、復習を効果的に進めることができるほか、単元別の結果帳票を簡単に出力できるため、教員が児童の学習進ちょくを把握しやすくなる。

テストの結果画面

プレテストの追加とWeb形式での提供により、児童はワークテストに向けた準備を自宅でも行えるようになり、学習機会の拡充と保護者の「丸付け」などの負担軽減につながる。まずは小学校の算数から提供を始め、今後は他教科への展開のほか、学校や教育委員会との連携を強化し、全国の公立小学校への普及を目指すという。