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板橋区が「すららドリル」を導入、約33,000人が利用開始
2025年4月17日 06:30
株式会社すららネットは、板橋区教育委員会が「すららドリル」を導入し、小中学校75校、約33,000人の小中学生が2025年4月から利用を開始したと発表した。
板橋区教育委員会は、「心豊かに、たくましく未来を生き抜く子供たちの育成」を基本理念として掲げており、自ら考え、行動する力を養うことに注力。ICTを活用した学びの推進が、教育ビジョンの重要な柱となっている。
「すららドリル」は、AIによって学習者一人ひとりに最適な問題を提示する機能と、アニメーションによるわかりやすい解説が特長である。児童生徒は自分の理解度や進度に応じて学習を進めることができるため、自律的な学びの習慣化を目指す板橋区の教育方針と高い親和性を持っている。
また、教員にとっては問題の配信や自動採点、学習進ちょくの可視化といった機能によって業務負担の軽減が図られ、個別支援が必要な児童生徒に対して、より丁寧に対応することが可能になる。
教育委員会の担当者は、「すべての子供たちが自ら学び、考え、そして他者と関わりながら成長していく環境づくりが大切で、そのためには、一人ひとりの特性に応じた学びの保障が不可欠」として、「『すららドリル』は、児童生徒が自分に合ったペースで確実に学びを進めることを可能にする教材。本区が目指す教育の方向性と一致しており、AIを活用した学習支援が子供たちの『学ぶ力』を一層引き出してくれることを期待している」と語った。
すららネットは、今後も「すららドリル」を通じて、板橋区が掲げる「学びの質の向上」と「未来を切り拓く子供たちの育成」をサポートする方針である。