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教職員の複雑なID管理をより効率的に、チエルが「ExtraConsole ID Manager」をバージョンアップ
2025年8月20日 08:30
チエル株式会社は、学校向けに提供している統合ID管理システム「ExtraConsole ID Manager」のバージョンアップの実施について、2025年8月19日に発表した。
ExtraConsole ID Managerは、校内で使用するIDやパスワードなどのユーザー情報を一元的に管理するためのソフトウェアである。新しく着任した教員の追加や人事異動、退職に伴い、IDを適切に更新・削除する対応が求められる中、同システムは情報管理の効率化を支援し、情報管理者の負担を軽減する。
今回のバージョンアップでは、複数の役職や所属を持つ教職員への対応が強化された。これにより、1つの学校で複数の役割を兼務する教員や、教育委員会などで複数の学校をまたいで業務をしている教員まど、それぞれの立場に応じたアクセス権やグループ設定を自動で適用できるようになる。
また、ユーザー情報をより素早く確認・操作できるよう、「ユーザー簡易検索機能」を新たに搭載。従来の詳細検索とは別に、情報管理者がよく利用する検索項目をあらかじめ設定し、[簡易検索]ボタンのワンクリックで簡易検索ウィンドウを表示する仕組みだ。
チエルは、「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」という理念を掲げており、語学授業で使う音声・画像などあらゆる教材をネットワーク経由でデジタル配信可能なフルデジタルCALLシステムや、クラウド教材配信など多くの教育ICT製品を提供している。今回のアップデートも、教育現場のICT活用を一層進めるための一手と位置付けられている。