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『チエルマガジン』2025秋冬号を無料配布、小学校・中学校版は次期学習指導要領を特集
2025年9月17日 10:30
チエル株式会社は、全国の教職員や学校関係者に向けて教育ICT情報誌『CHIeru Magazine(チエルマガジン)』2025秋冬号を2025年10月1日(水)に刊行し、無料配布すると発表した。
同誌は年2回発行し、小学校から大学までの学校現場を対象に、ICT環境整備の必要性についての有識者インタビューや、学校・教育委員会のICT活用事例の紹介など、学校現場におけるICT利活用に関する最新情報を紹介。今回の秋冬号では、小学校・中学校版と高校・大学版で6万部を発行する。
小学校・中学校版の巻頭では、堀田龍也氏(東京学芸大学教職大学院教授)が次期学習指導要領の全体像とポイント、多様な子供たちを包摂する柔軟な教育課程のあり方について語り、自治体や学校には明確なビジョンと高度なマネジメント力が求められることを指摘した。
また、3つの自治体の先進事例も取り上げている。愛知県春日井市では「情報の時間」という独自のカリキュラムを導入し、生成AIを「もう一人の先生」として活用するなど、学びの個別最適化を推進している。
富山県朝日町では、人口1万人の町ながら教育DXを積極的に進め、双方向オンライン授業や生成AIによる学習支援を実現。徳島県では中川斉史教育長のもと、小1から高3まで同一アカウントを使える環境を整備し、児童生徒の「問い」を育てる授業づくりと教員の働き方改革を一体で進めている。
一方で、高校・大学版では、探究学習や学生主体の学びに焦点を当てたインタビューを掲載。東京学芸大学大学院 教育学研究科 准教授の登本洋子氏が高校における探究の本質と課題について語るほか、ICTを活用した学生の主体性を最大限に引き出す福岡大学の教育改革事例なども紹介する。
さらに、春日井市立出川小学校 校長の仲渡隆真氏と、春日井市立高森台中学校 校長の井村 亜紀氏を招いたオンラインセミナー「チエルマガジンセミナー2025秋冬」を開催予定だ。テーマは「『情報の時間』の教育課程で育む資質・能力とその成果」。2025年10月12日(日)にYouTubeで無料配信され、教職員や教員志望の学生の参加を呼びかけている(事前登録制)。
セミナー名:チエルマガジンセミナー2025秋冬
テーマ:
~研究開発学校の春日井市2校の校長に聞く~
『情報の時間』の教育課程で育む資質・能力とその成果
日程:2025年10月12日(日)11時〜12時
会場:ウェビナー形式(YouTubeライブ配信)
対象:都道府県および市区町村の教育委員会、全国の学校現場の先生/教員志望者の学生
参加費:無料(事前登録制)
参加方法:特設ページより申し込み