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チエル、校務DXと学びのDXを支援する新ツールを提供開始
2025年1月29日 08:30
チエル株式会社は、教育現場でGoogleのツールを活用したDXを支援する「らくらく先生ツール」と「らくらく授業ツール」の提供を開始したと2025年1月28日に発表した。
らくらく先生ツールは、職員室や校務で利用できる30種類のツールを搭載している。例えば、「週案・時数計算ツール(学校用)」では、Googleスプレッドシートを利用して、週案の作成や時数の計算を管理できる。各クラスの週案を学校で1つに集約して一元管理するほか、行事予定などを各週案に自動反映可能だ。
らくらく先生ツールの「面談調整ツール」は、スプレッドシート上に面談の日程調査用フォームを作成し、回答結果を表形式で表示できる。従来のフォームより回答結果が見やすいのが特徴で、クラス全員分の面談希望日程を調整して一覧表示することもできるようになる。
そのほか、施設予定表や来校者予定表、定期アンケート集計ツールなど、さまざまなツールをらくらく先生ツールに用意している。
一方、らくらく授業ツールでは、共同編集用シート作成ツールやテスト用フォーム作成ツールなど、授業準備に使えるツールのほか、授業中に使える時計ツールやスライド統合ツールなど、合計で20種類のツールを搭載した。
例えば児童生徒用の「スライドようかんたんふせん+」では、Google JamboardのようにGoogleスライド上で簡単に付せんを挿入可能だ。小学校低学年でも直感的に操作でき、自由にアイデアを書き込んで動かしながら思考を深められるので、創造性を育む学びに適しているという。
また、入力したテキストを縦書きの画像として生成し、Googleスライドに配置できる「縦書き変換ツール」なども利用できる。
なお、金沢市では週案・時数計算ツールを導入し、学校主体で校務を効率化する取り組みを推進。これまで職員室の校務用端末で作成していた週案をオンラインで作成することで、教員の負担が大きく軽減されたという。
同ツールを利用した小学校教員は「先生同士で週案を共有できるようになった。例えば担任がお休みしたとき、代わりの先生は週案を見てサポートに入りやすくなった」とコメント。教務主任の教員は「いつでもどこでも誰とでも、週案を作れるようになった」と同ツールを評価している。