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AIで穴埋め問題を作成、チエルの語学学習支援システム「CaLabo MX」をバージョンアップ

学習者の英語力を高め、教員の働き方改革をサポート

語学学習支援システム「CaLabo MX」をVer.5.1にバージョンアップ

チエル株式会社は、語学学習支援システム「CaLabo MX(キャラボエムエックス)」を2024年7月にバージョンアップすると発表した。

「CaLabo MX」は、「聞く」「話す」「読む」「書く」に特化したクラウド型の語学学習支援システム。授業外・スマホ学習も可能なBYOD(個人所有のPCを授業などで使用する)対応型で、「授業支援機能」も備わっている。

今回のバージョンアップでは、AIが空所補充問題(穴埋め問題)を作成する機能と、新しいディクテーション教材、教材をすぐ表示できるショートカットタブの機能が追加された。

①先生が指定した条件で、AIが自動的に「空所補充問題」を作成
英語の習熟度は学習者によって異なるため、教員が小テストなどでそれぞれのレベルに合わせた問題を作成しようとすると、膨大な時間とエネルギーが必要となる。

「CaLabo MX」には、AIによる自動問題作成機能を搭載。教員は、「問題レベル」「問題数」「問題数に対する品詞等の配分」の3つのパラメーターを指定して、[作成する]をクリックする。これだけで、AIが学習者の習熟度に最適な空所補充問題(部分ディクテーション問題)を作成する。

問題レベルや問題数、問題数に対する品詞などの配分を指定すると(左)、AIが空所補充問題を自動で作成する(右)

同じ英文でも、パラメーターを変えることで難易度の異なる空所補充問題を作成できる。作成後も、空所の追加や削除など自由に編集が可能だ。

②6レベルから選べるディクテーション教材を追加
「CaLabo MX」にディクテーションの新教材「Powerful Dictation」を搭載する。「Powerful Dictation」は、PEN言語教育サービス代表・慶應義塾大学名誉教授の田中茂範氏が監修した教材。難易度の低い順からBronze、Silver、Goldの3つのカテゴリーがあり、それぞれ「Ⅰ」「Ⅱ」の計6レベルから学習者にふさわしい課題を提供できる。

6レベルの教材は、Day1~Day30までの30課で構成し、3名のネイティブの先生が自然な速度で英文を読み上げる。前半のDay1からDay15では15問の単語ディクテーションの設問があり、225語の単語の学習につながる。さらに後半のDay16からDay30では、前半と同じ英文を利用してフレーズディクテーションを行う。

あえて同じ英文を利用することで、学習者の負担を下げ、定着を目的とした学習が可能となる。単語ディクテーションとフレーズディクテーションを進めることで、さらに1000語以上の単語を学習できるという。

また、英語の音声を真似ることで表現力を高めたり、覚えたい単語やフレーズを「My Vocabulary Notes」に記入して、語彙力を身に付けたりすることもできる。

「単語ディクテーション」(左)と「フレーズディクテーション」(右)

③ショートカットタブの追加
「CaLabo MX」の、自分の好きな時間に好きな場所で学べるという特徴をブラッシュアップするため、教材をすぐに表示できるショートカットタブを追加する。

学習者は[すぐに学べる教材]タグからワンクリックで目当ての教材にたどり着けるので、学ぶモチベーションを維持しながら、通学時間や授業間などの隙間時間を活用できる。

[すぐに学べる教材]タグから目当ての教材を開ける