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チエル、語学4技能学習システム「CaLabo MX」がバージョンアップ、英語力の自己評価を多元的に

「英語力自己評価」機能に3つの英語力を客観的に測定する小テストを追加

語学4技能学習システム「CaLabo MX」がバージョンアップ

学校教育向けにICT利活用を支援するチエル株式会社は、語学4技能学習システム「CaLabo MX(キャラボエムエックス)」をバージョンアップし、既存機能の「英語力自己評価」に3つの英語力を客観的に測定する小テストを追加した。多元的な自己評価と、客観的な小テストの2つの評価をもとに、より学習者の状態にあった学習指標を立てることが可能となる。

CaLabo MXは、語学4技能の「聞く」「話す」「読む」「書く」に特化したクラウド型の語学学習システムで、ノートPCやスマートフォンなどのモバイル端末で利用できることが特徴。主に高校、大学の英語などの授業で活用されており、聞いた言葉をそのまま話す「シャドーイング」や聞いた言葉を書き取る「ディクテーション」、「語彙テスト」など授業に必要な各種機能を提供している。

英語力自己評価は、9つの観点・83項目で構成される設問に答えるだけで、学習者の英語力を可視化できる機能。「英語力自己評価」を実施することで、学習者は自分の英語力の全体像を知ることができ、学習上の指標を作ることができる。教員はクラス全体、個人別、問題別に学習者の英語力を分析することができ、個別最適な指導が可能となっている。

学習者の英語力を可視化する、「英語力自己評価」機能

今回追加されたのは、自己評価実施後に「語彙力」「文法力」「総合力」の3つの英語力を客観的に測定する小テスト。出題形式は、語彙力が7段階のレベルに沿って出題される単語の意味を5つの選択肢から選択する形式、文法力が文章に合う英訳を選択肢から選び、更にその回答に対する学習者の“自信度”を5段階で選択する形式、総合力が文章中の空欄に適切なものを選択肢から選択する形式となる。

「語彙力」「文法力」「総合力」を測定する小テストを追加

小テストの詳細な回答結果はCSVファイルでエクスポートが可能。学習者の自信度も測定する「文法力」のテストでは、「自信がなかったが正解していた」「自信があったのに不正解だった」問題も把握することができる。学習者はその後の学習で何に重点を置くべきかなどの学習の指標に、教員はその後の授業でどの文法用法や語彙のポイントを解説すればよいかなど、指導をより明確にすることができる。

小テストの回答結果は、CSVファイルでエクスポートが可能

多元的な「英語力自己評価」に加えて、3つの英語力を測定する客観テストの2つの評価を合わせて見ることで、自己評価を裏付けたり、あるいは自己評価との差異を見て評価を捉え直したりと、より英語力の詳細な分析が可能になるとしている。