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通信環境を改善する「Tbridge」の新機能モデルを2024年夏にリリース、チエル

キャッシュ機能でデジタルコンテンツの表示を高速化

ネットワークの可視化・安全化・通信軽減を解決

チエル株式会社は、無線通信可視化・安定化ソリューション「Tbridge(ティーブリッジ)」の「エッジキャッシュ機能搭載モデル」を2024年夏にリリースすると発表した。

「Tbridge 500」または「Tbridge 1000」が対象となる。すでにこれらの製品を購入している場合も、オプションライセンスの追加契約でエッジキャッシュ機能を搭載できる。

Tbridgeは、チエルが2014年から販売している。パソコンやタブレット端末など複数の端末からデジタルコンテンツに同時接続する際に発生しやすい「遅い」「よく切れる」「つながらない」といった問題を可視化し、原因を制御することで遅延要因を解消する。これまで累計出荷台数2,000台以上、国内の約10%に該当する教育委員会(約170自治体、約2,000校)で利用されているという。

複数台の端末同時使用や電波遮断物がある環境で効果を発揮

GIGAスクール構想第2期の学校現場では、デジタル教科書がさまざまな教科で導入されるなど、利用がますます増えていくと想定されている。特に学校の授業では、児童生徒が同じタイミングで同じコンテンツを閲覧する機会が多く、同一のコンテンツに関する一時的な負荷が高まる傾向にある。

そこで「エッジキャッシュ機能搭載モデル」では、一人がアクセスしたWebサイトのデジタルデータを、学校内にある「Tbridge」にキャッシュとして一時的に保存する。そして、ほかの人が同じコンテンツにアクセスした場合に、インターネットではなく一時保存したデータより表示できる。これにより、デジタル教材などの表示を高速化し、インターネットの通信負荷を軽減できる。

なお、Tbridgeの「エッジキャッシュ機能搭載モデル」は、5月8日から開催される教育総合展「EDIX東京2024」のチエル株式会社ブースに展示される予定。