コクヨとチエルが教育施設分野で協業、販促物の企画制作やセミナーなどを開始

コクヨ株式会社とチエル株式会社が、教育環境のICT利活用を提案する販促物の企画・制作や共同セミナーなどを行うマーケティング協業を9月初旬から開始

　コクヨ株式会社はチエル株式会社と教育施設向けのマーケティング協業を9月初旬から開始すると発表した。GIGAスクール構想やDXハイスクール事業の進展に対応し、チエルのICTソリューションとコクヨの教育向け家具や学習空間のノウハウを組み合わせ、教育DXに向けた提案を学校に行う。

　現在、GIGAスクール構想やDXハイスクール事業の進展で教育現場のICT環境は向上し、学習指導要領の変化もあって、より高度で多様な学習活動が行われている。それに対応するためにはICT機器の導入だけでなく空間的な環境整備がされた新しい教育環境が必要で、両社で共同でソリューションを提案することに至ったという。

　まずは、チエルが提供するICTソリューションと、コクヨの教育用家具・空間設計ノウハウを組み合わせた販促物（リーフレット）を作り、内容をWebサイトで公開。提案は、小中学生の創造性を広げる学習環境「クリエイティブラボ」や、高校生の意欲が向上する学習環境「デジタルラボ」へと教室をリノベーションすることで、全国の教育施設向けに展開。10月には関係者向けに両社でウェビナー形式によるオンラインセミナーを実施予定だ。

　今後はチエルが持つソリューションとコクヨの可動性の高いデスクやチェアーなどの教育施設向け家具、ICT機器の活用を想定した什器を組み合わせた教育空間提案を検討する。例えば、グループディスカッションからプログラミング演習までの幅広い学習活動に合わせてレイアウトを自在に変更できる「デジタルラボ」への転換などになる。

リーフレットのイメージ