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子供が「安心して話せる大人」を増やす、mimamoがオンライン対話支援を展開

一般社団法人mimamoが、フリースクール・学習塾・通信制サポート校などと「メンター連携モデル」を展開(出典:一般社団法人mimamo、以下同じく)

一般社団法人mimamoは、フリースクールや学習塾、通信制サポート校などと連携し、各団体に通う子供に1対1のオンライン対話を提供する「メンター連携モデル」の展開を始めた。2026年10月27日には、連携団体の募集も開始している。

メンター連携モデルは、地域の居場所で子供を見守るスタッフと、オンラインで対話するメンターが役割を分担して子供を支える仕組み。日常的に関わるスタッフだけでは確保しにくい個別の対話時間を補い、子供が多様な大人と継続的に話せる環境づくりを目指す。

mimamoは、家庭環境や居住地域によって、安心して話せる大人と出会う機会に差が生じる「つながり格差」の解消に取り組んでいる。メンター連携モデルでは、地域の団体が日常の関わりや保護者への対応を担う。これに対しmimamoは、オンラインでの個別対話や、メンターの選定・育成を受け持つ。

「メンター連携モデル」の仕組み。地域の居場所とオンラインメンターが役割を分担して子供を支える

対象は小学4年生から高校生。1回30分・月2回程度のオンライン対話を基本とし、子供は自宅や連携団体の施設から参加する。対話を担当するのは、mimamoの研修を修了した認定メンター。臨床心理士・公認心理師や心理カウンセラー、企業で働く社会人、地域の支援者など、職業や経歴の異なる大人がそろう。また、メンターの選定にあたっては、連携団体とmimamoが子供の興味や特性を共有し、相談しながら決める。

連携団体とmimamoの役割分担。既存の支援を置き換えるのではなく、互いの役割を補い合う

さらにmimamoは、オンライン対話の内容をAIで要約・分析し、子供の関心や変化の傾向を整理。そのうえで、発言内容そのものではなく、子供の関心のあるテーマや気持ち・行動の変化の傾向を連携団体に共有する。日常の関わりの中で見えにくい一面を団体と共有することで、現場での支援に生かせる形を目指すという。

AIを活用した対話記録とフィードバックのイメージ

現在、mimamoは岡山県岡山市のフリースクール・通信制サポート校「無花果(いちじく)学園」や、長野県千曲市で子供の居場所などを運営する一般社団法人オレンジファムと連携している。

このうち無花果学園では、スタッフによる月1回の面談に加えて、mimamoのメンターが月2回のオンライン対話を担当。事前アンケートで「特に話したいことはない」と答えていた生徒が、回を重ねるうちに、過去の経験や将来のことを自分から話すようになった。

一方、オレンジファムでは、子供との対話をmimamo、保護者への相談対応をオレンジファムが担う形で役割を分けた。初対面の大人と話した子供から「あっという間に30分話せたことが自信になった」という反応があり、「聞かれる経験を持つこと」の意義が大きいことを発見したという。

なお、mimamoは2026年度の堺市スタートアップ実証推進事業に採択されている。堺市内のフリースクールや学習塾などと連携し、オンライン対話による子供の孤独・孤立の予防や、支援現場の負担軽減への効果を検証中だ。

連携団体の募集は全国が対象で、団体側で新たな施設や人員を確保する必要はない。導入にあたっては、オンラインでのヒアリングを経て、まず数名の子供による無料体験を実施。その後、継続的な導入の形を団体と検討する。