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「よく消えるのに折れにくい」コクヨの消しゴムが日本文具大賞で優秀賞

「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム」が第35回 日本文具大賞 2026のサステナブル部門優秀賞を獲得

 コクヨ株式会社は、「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム」が、第35回 日本文具大賞 2026のサステナブル部門優秀賞を獲得したと発表した。ウェルビーイングの観点でサステナビリティを実現した点が評価されたという。

 受賞した「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム」は2025年9月発売。消しやすくすると柔らかくなり折れやすくなるが、折れにくく硬くすると消えにくいという相反する点を克服し、商品名の通り、よく消えるのに折れにくいを実現した消しゴム。

「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム」は直方体のほかに平行四辺形を用意

 相反する性能を実現するため、「消字性」に効く吸着成分を閉じ込める“ハイブリッド製法”を採用。消しゴムの形状は通常の直方体のほかに平行四辺形を用意した。同製品はコクヨのインクルーシブなものづくりプロセス「HOWS DESIGN」が取り入れられており、手に力の入りにくい上肢障がいを有するユーザーに3度づつ角度を変えた消しゴムを試してもらい、適切な角度を設定した。

平行四辺形型の消しゴムは、持ち上げやすさと小さい力での消しやすさを考えて設計
紙製カバーにミシン目が入り、消しゴムが小さくなった場合でも簡単に短くできる

 コクヨでは開発ストーリーを公開、2019年から5年をかけた長期にわたる挑戦の結晶だとしており、消しゴムを選ぶ3つの要素(消しやすさ、サイズ・形状、耐久性)にこだわり、材料の種類や配合比率、成形温度などのさまざまなパラメーターを調整しながら性能の変化について検証を繰り返している。

 販売時期が見え始めた頃、試作品でユーザーに使い心地をヒアリングしたところ、使い心地があまりにも従来品と異なり「これは、消しゴムじゃない……」という声が聞かれたという。消しゴムが折れにくいことにこだわりすぎて、消し心地が置き去りになっていたことが原因だ。

 さらに骨格成分や吸着成分の材料について量のパターンを試行錯誤し、試作とユーザー評価を3回繰り返すことで、最適なバランスを見いだした。コクヨは、手にフィットし、しっかり消えて折れにくい特徴から、消しゴムを使うユーザーの「ちょっとしたストレスが解消されてほしい」としている。