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一斉・個別・協働学習で進む端末活用、小中学生1,300人調査で見えた実態
2025年12月16日 06:45
株式会社NTTドコモの企業内研究所である株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所は、全国の小中学生とその保護者1,300組を対象に実施した「2024年親と子の調査」から、「学校の授業における情報機器の活用状況」に関する調査結果を2025年12月15日に発表した。
調査結果によると、タブレット端末やパソコンなどの情報機器を使った授業は「一斉学習」「個別学習」「協働学習」で行われており、それぞれで高い活用率が見られた。
一斉学習では、52.3%の児童生徒が「教科書をテレビやプロジェクターに映している」と回答。個別学習では52.5%が「Webで情報収集をした」と答え、さらに34.1%が「写真・音声・動画を使った作品づくり」を経験していた。協働学習では49.0%が「グループ発表や話し合い」に参加している。
学年別に見ると、「テレビやプロジェクターに教科書を提示する」は、学年を問わず児童生徒の半数以上が活用していることがわかった。
「Webで情報収集」「グループ発表や学級全体での発表・話し合い」など、個別学習や協働学習に関連する項目については、小学生高学年と中学生で同程度の活用が見られ、小学生低学年よりも高い水準となっている。
学習活動における活用項目数では、小学生低学年は平均1.5個、高学年と中学生では2.9個となっている。全体では「5つ以上活用」と「すべて活用していない」の回答が約15%に上り、学校・クラスによって活用に差があることがわかった。
また、地域別の活用状況も公表されており、関東や中国・四国では比較的多くの項目が活用されている一方で、「活用なし」と「1つ~2つ」の合計では、九州・沖縄と北海道・東北で活用なしの割合がやや高めだった。
なお、NTTドコモ モバイル社会研究所は、子供に関する調査結果やICT利用状況全般の調査結果を「モバイル社会白書2025年版」で紹介している。
調査方法:訪問留置調査
調査対象:全国・小学生および中学生とその親
回答数:1,300(組)[小中学生1,300人とその親]
抽出・割り付け:層化二段抽出、性別・学年・地域・都市規模の人口分布に比例して割り付け
調査時期:2024年11月

























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