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10代の約6割がTikTok・約2割がThreadsを利用、NTTドコモ モバイル社会研究所調査

年代別のSNS利用率

 モバイル技術や子供のICT利活用を調査研究する「モバイル社会研究所」は、スマートフォンや携帯電話の所有者(15歳から75歳の男女)に対し、SNSの利用率などを2024年1月に調査した。有効回答数は6440件。

 調査結果については、2024年4月22日に詳細を発表。調査によると、全年齢で最も利用率が高いSNSはLINEとなったほか、10代についてはX(旧Twitter)、Instagram、TikTokは半数以上が利用していることが分かっている。

全体のSNS利用率

 各SNSの利用率は年代が若いほど高い傾向にあるが、なかでもLINEは全年代に渡って1位と大きな支持を得ている。10代では92.1%と非常に高い利用率だが、70代でも75.3%と利用率があまり下がっていない。

 10代で2位または3位となるInstagramとXは、各年代でほぼ同じ比率の利用率を得ており、10代ではInstagramが78.7%、Xが72.9%となるほか、年代が大きくなるほど利用率が下がっている。

 年代ごとに特徴的なカーブを描くのは10代の4位のTikTok。10代では55%が利用しているが、20代になると33.7%と急減、70代では6.7%とかなり落ち込んでいる。TikTokについては、4年前の2020年では10代の利用率は20.8%だったが、2024年では55%となり、この4年間に大きく利用が拡大している。

TikTokにおける10代利用率の推移

 また、FaceBookについては10代が13.4%、20代で16.2%、30代で27.8%となっている。30代以降は年齢層が上がるにつれて利用率が下がっているのが読み取れる。

 注目は、2023年にサービスが開始されたThreads(スレッズ)だ。Threadsは、写真や動画・テキストを投稿できるSNSで、Instagramアカウントで参加が可能。全体の利用率は5%でかなり少ないが、10代の20%が利用しており、若年層に支持を得ていることが明らかになった。