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生成AIの利用用途は「検索、情報収集」が46%、高校生は翻訳目的がやや多い

NTTドコモ モバイル社会研究所調査

NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所が、生成AIの利用用途に関する調査レポートを発表

NTTドコモ モバイル社会研究所は、全国の15歳から69歳を対象とした生成AIの利用実態調査の結果を2025年10月2日に発表した。調査は同年2月に実施し、生成AIを利用していると回答した1,995人のデータを分析している。

調査によると、生成AIの利用用途として最も多かったのは「検索、情報収集」で46%、次いで「テキスト生成、要約」が37%、「翻訳」が32%となっている。性年代別では、男性20代が「データ分析」や「プログラム作成」など幅広く活用をしていると回答した。

生成AIの利用用途は「検索、情報収集」「テキスト生成、要約」「翻訳」が上位に

職業別に見ると、「検索、情報収集」や「テキスト作成、要約」は幅広い職業で利用されている。高校生は「翻訳」での利用が比較的多く、「仕事や学業の自動化、効率化、サポート」は経営者・役員、大学生・大学院生の利用が比較的多い結果となっている。

高校生は「翻訳」での利用が比較的多い

また、利用頻度と用途の関係についても分析されている。仕事や学業で生成AIを頻繁に使う人は幅広い用途に活用する傾向が強く、プライベートでほぼ毎日利用している人の約5割は「検索、情報収集」、約4割は「テキスト生成、要約」に活用していた。

仕事・学業で生成AIの利用頻度が高い人は、幅広い用途で生成AIを活用している傾向が見られる
ほぼ毎日プライベートで生成AIを利用している人の利用用途は、「検索、情報収集」が約5割、「テキスト作成、要約」が約4割
調査概要 ―「出典:2025年 生成AI利用意識・行動調査」―
調査方法:Web
調査対象:全国・15歳~69歳男女
有効回答数:7,527
サンプリング:QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期:2025年2月