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生成AIへの不安、10代では半数超が懸念 NTTドコモ モバイル社会研究所調査
2025年8月5日 12:03
NTTドコモ モバイル社会研究所は、2025年2月に全国の15歳から69歳の男女を対象に実施した生成AI利用意識・行動調査に基づき、生成AIに対する不安に関する調査結果を2025年8月4日に発表した。
調査方法:Web
調査対象:全国・15歳~69歳男女
有効回答数:7,527
サンプリング:QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期:2025年2月
全国15歳~69歳の男女(n=7527)のうち、生成AIを「詳しく知っている(人に説明できるレベル)」「ある程度知っている」と回答した人(n=3551)を対象に、生成AIに対する不安度について聞いたところ、「不安を感じている」「やや不安を感じている」は29%となり、「期待している」「やや期待している」より4ポイント低いことがわかった。
年代別では、10代の不安感が特に高く、男女ともに半数以上が不安を示していた。中でも男性10代では「不安を感じている」「やや不安を感じている」の合計が50%で、女性10代では51%に達した。逆に不安が最も少なかったのは女性60代で、20%にとどまっている。
不安の内容として最も多かったのは「フェイクコンテンツが出回りそう」(61%)だった。次いで「思考力低下や学力低下を及ぼしそう」(48%)、「情報漏えいのリスクがありそう」(45%)と続いた。
性別と年代の比較では、男女ともに中高年層が生成AIに不安を感じていることが多いことが判明した。生成AIについて、「不安を感じていない」「名前は聞いたことはあるが、どのようなものか知らない・聞いたことがない」と回答した人も含めた割合は以下の通り。
NTTドコモでは、生成AIの基礎から実践的な使い方まで、初めてでも安心して学べる講座を提供しており、今後も生成AIの技術やサービスが人々の生活や意識に与えている影響について、調査・発信を進めていくとしている。