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小中学生のSNS利用時間はどれくらい?よく使っているSNSはなに?

小中学生の1日あたりSNS利用時間

 NTTドコモのモバイル社会研究所は、SNS利用の調査結果を発表した。SNSの1日あたりの利用時間は小学校低学年が10分、高学年が24分、中学生が72分としたほか、中学生については個人差が大きく3時間以上利用する生徒が12%いたという。

 小学校低学年については、最も多かったものが「未利用」で69%、30分未満が17%と最も多く、利用時間が多い児童は非常に少なくなっている。小学校高学年でも傾向は同じだが、未利用が48%と減り、時間が多くなるにつれて割合は概ね減少する。

 ところが、中学生になると未利用は12%しかおらず、利用時間の少ない生徒から多い生徒まで分かれる結果になり、毎日180分以上という生徒は12%にもなっている。

 LINE、Instagram、TikTok、Twitter(現:X)のいずれかを利用している利用率で見ると、小学校低学年は32%、高学年は53%、中学生は88%となっており、男女別では女子のほうが男子よりも利用率がわずかに高い傾向となる。

SNS利用率

 また、それぞれSNSのサービス利用率で見ると、LINEが小学校低学年、高学年、中学生ともにもっと高く、次いでTikTokになっている。instagramとTwitter(現:X)については小学生の利用はほとんどなく、中学生から利用を開始している傾向がある。

SNSのサービスごとの利用率

 サービスの利用率については2018年から4年分の数値になっているが、順位などの傾向はほとんど変わらず、2022年になって小学校高学年のTwitter(現:X)の利用が若干増え、Twitter(現:X)は中学生の利用が減少した程度。

 男女別のサービス利用率では男子よりも女子のほうが全体的に高い傾向があるくらいで、大きな違いはないが、中学生ではTikTokの利用率で最も男女差が少ない結果となった。

男女別のサービス利用率

 なお、この調査は2022年11月に実施、関東1都6県の小学生及び中学生とその親に関する調査の中のSNS利用について抜き出したもの。子供に関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」でも紹介している。