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【教員600人に調査】過半数が「班決め」にストレス、ツール活用に期待

APUN LIMITEDが、全国の小・中・高校の教員600名を対象に実施した「班決め」に関する意識調査結果を発表

APUN LIMITEDは、全国の小学校・中学校・高校に勤務する教職員600人を対象に「デジタルツール『ウェブルーレット』のAPUNによる学校現場の班決め実態調査」を実施。その結果、教員の半数以上が「班決め」にストレスを感じていることが明らかになった。

【調査概要】
調査期間:2025年7月23日〜7月26日
サンプル数:600
調査対象者:全国の小・中・高校の教諭・講師
調査方法:インターネット調査

班決めは、修学旅行や遠足、係決め、グループ学習など、学校生活におけるさまざまな場面で必要となる業務である。今回の調査では、年間の実施回数は「4〜6回」が最も多く、1回あたりの作業時間は「30分未満」が6割以上を占めた。

「班決め」の年間実施回数は「4〜6回」(34.5%)が最多
6割以上が、班決め1回あたりの作業時間を「30分未満」と回答

「班決めはストレスになりますか?」と聞いたところ、「とてもストレス」(13.2%)と「どちらかというとストレス」(39.3%)の合計で、52.5%が班決めにストレスを感じるという意向を示している。

班決めにストレスを感じる教員は、52.5%

ストレスを感じるポイントとしては、「班の中で孤立する生徒が出ること」(59.7%)、「生徒同士のトラブル」(52.4%)、「学力や学習意欲の偏りによる学習効果の低下」(33.3%)が挙げられている。これらの結果から、教員は公平性や生徒の心理的安全を考慮しながら班を編成していることがうかがえる。

ストレスに感じるポイントは、「班の中で孤立する生徒が出ること」「生徒同士のトラブル」「学力や学習意欲の偏りによる学習効果の低下」が上位

班決めのストレスが教育活動全体に影響を与えていると感じている教員も多く、全体の40.3%が影響を実感していると回答した。このことから、表面的には小さな業務に見える班決めが授業準備や授業運営、生徒対応などの中核業務に悪影響を及ぼしている可能性もあるという。

教員の4割は、班決めのストレスが教育活動全体に影響を与えていると感じている

こうした背景から注目されているのが、APUN LIMITEDが開発・提供するデジタルツール「ウェブルーレット」である。同ツールは、ランダムで公平に班を決めることができるもので、教員の52.7%が「班決めのストレス軽減につながる可能性がある」と回答した。

ウェブルーレットによる班決めに対し、教員の52.7%が「ストレス軽減の可能性がある」と回答

さらに、ウェブルーレットの利点として、「公平性が高まる」(43.2%)、「教員の労力が軽減され、教材研究や指導に時間を充てられる」(30.0%)、「エンターテインメント性がある」(26.7%)などが挙げられた。

ウェブルーレットの利点と思える最多の理由は、「公平性が高まる」こと

今回の調査は、学校現場で日常的に行われる班決めが、見えにくいストレス要因となっている実態を浮き彫りにしている。APUN LIMITEDは、デジタルツールの導入によって、このような隠れた課題を解決し、教員が本来注力すべき教育活動に専念できる時間を生み出す可能性があるとまとめている。