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就活でAI利用の大学生は約8割、6割以上が「AI普及で就活が変化」と回答

株式会社マイナビが、2027年卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月<就活生のAI利用について>」の結果を発表(出典:株式会社マイナビ、以下同じく)

株式会社マイナビは、2027年卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月<就活生のAI利用について>」の結果を2026年5月26日に発表した。

就職活動でAIを利用したことのある学生は84.9%で、前年から18.3ポイントの増加となっている。調査開始の2024年卒以来、AI利用率は増加し続けており、学生にとってAIを利用することが身近になっていることがわかる。

就職活動でAIを利用したことのある学生は、84.9%

AIの使い方で最も多かったのはエントリーシートの推敲(すいこう)で、71.8%だった。次いで面接対策が56.2%、エントリーシートの作成が55.0%となっている。面接対策は前年より19.6ポイント増え、調査開始の一昨年と比べると38.4ポイント増加した。

AIの利用方法は、「エントリーシートの推敲(すいこう)」が最多

AIを使う理由では、作業時間の短縮が54.3%で最多となっている。一方で、「自分だけの考えで決めるのは不安だから」(28.8%)という回答もあり、利便性だけでなく判断することへの不安がみられる。

AIを使う理由の上位は、「作業時間の短縮」「アウトプットの改善・改良」「作業ミスの軽減」

就職活動における「AIへの相談経験」を聞いたところ、47.6%の学生が「経験がある」と回答している。

47.6%の学生が「AIへの相談経験がある」と回答

具体的な相談内容は、大きく「不安への相談」と「意思決定に関する相談」の2つに分類される。不安への相談では、「漠然とした将来の不安、面接がうまくいかなかったことに対する愚痴」「友人に話しづらい就活のストレスや焦りを聞いてもらう」といった意見が挙がった。

また、「その会社に入ることで自分の将来の夢が叶えられるのか」「スケジュールがかぶってしまい、どちらの選考を優先するべきか」など、判断に迷った際に活用する意見もみられる。

AIへの相談内容

AIからの回答をどの程度参考にするかでは、「判断材料の1つとして考慮する」が68.7%で最も多い。「AIの提案をほぼそのまま自分の判断として利用する・行動する」「判断を大きく左右する」は少数だった。

AIの回答は「判断材料の1つとして考慮する」が最多

AIの普及によって「就職活動に変化が生じたか」を聞いたところ、62.6%が「変化した」と答えた。変化の内容では、「人に相談する代わりにAIを使って検討することが増えた」(25.4%)が最多となっている。

また、割合としては限定的ではあるものの、「AIに代替されにくいと感じる業界・職種を中心に応募するようになった」(11.4%)、「もともと志望していた業界・職種の選考を受けるのをやめた/控えた」(3.4%)といった回答もみられた。

6割以上の学生がAIの普及によって就職活動が「変化した」と回答
具体的な変化では、「人に相談する代わりにAIを使って検討することが増えた」が最多

マイナビキャリアリサーチラボ 研究員の中島英里香氏は、「学生のAI利用率が高まり、就職活動で必要不可欠なパートナーになりつつある」とコメント。AIが不安を相談する相手としても使われ始めているとした。同氏は、AIから得た情報や示唆を踏まえつつ、最終的な意思決定は自分で行うことが重要だとまとめている。

■調査概要
調査期間:2026年4月25日~2026年4月30日
調査方法:マイナビ 2027 会員(退会者含む)にWeb DMを配信し、インターネットアンケートより回収
調査対象:2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
調査機関:同社調べ
有効回答数:1,258名(文系男子184名、理系男子270名、文系女子507名、理系女子297名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合がある