【連載】EducAItion Times
【保存版】夏休みに親子で試したい生成AI活用、自由研究から創作までまとめて紹介
2026年7月21日 06:30
夏休みは、子供たちが普段の学校生活ではできないことに取り組める貴重な機会です。そんな時だからこそ、親子で生成AIを試してみるのはどうでしょうか。
今回は、EducAItion Timesの過去記事から、夏休みに親子で取り組みやすい生成AI活用を紹介します。
※記事の内容は公開時点のAIサービスに基づいているため、現在は操作や結果が異なる場合があります。
テーマ決めから観察・記録まで、実体験を通してAIの活用を学ぼう
生成AIは、テキストや音声を使ってやり取りするため、画面上で問題解決してしまう場面も少なくありません。一方で、現実は必ずしも想像通りには進まず、体験や経験に大きく左右されるもの。AIの回答だけで終わらず、実際に見たり、触れたりするなど、AIと体験を組み合わせた活用記事を紹介します。
生成AI「Gemini」を活用して、テーマ決めから栽培計画、観察、記録づくりまで親子で取り組んだ体験記です。AIを単なるリサーチツールにとどめるのではなく、子供の疑問や考えを深めるために使うヒントが紹介されています。
💡 実践ポイント解説
・子供との会話を大切にする
AIの提案をそのまま鵜呑みにするのではなく、子供が何に興味を持っているのか、何をやってみたいのかを聞き取り、尊重することが大切です。AIは選択肢を広げるために使い、最終的な判断は親子で話し合いながら進めます。
・実際に手を動かす
育てる、観察する、作る、比べる、記録するなど、リアルな体験を通して学ぶことが自由研究の大きな意味になります。AIはその体験を置き換えるものではなく、行動するためのきっかけとして活用します。
・分からないことを分からないままにしない
やってみると、思い通りにいかないことや、分からないことが出てきます。その時に「なぜだろう」「次はどうしたらいいだろう」と考え、AIにも相談しながら深掘りしていくことで、体験と思考をつなげます。
子供の想像を物語へ紡ぐ!AIを創作パートナーとして活用しよう
Google Geminiの「 Storybook 」は、子供のアイデアを言葉にし、イラスト付きの物語に仕上げる工程をAIがサポートする機能です。現役教師の黒田一之さんと、AI絵本作りのワークショップを行っている金海俊さんによる「Storybook」活用ガイドは、家庭でもすぐに楽しめる内容になっています。
Google Geminiの新機能「Storybook」は、主人公や絵のタッチ、ページ構成などを指定するだけで、短時間で絵本のたたき台をつくれます。生成後も、AIとの対話を通じて内容をでき、完成した絵本は共有したり読み聞かせにも活用できます。記事では、学校の授業での活用例に加え、親子で物語づくりを楽しむ使い方も紹介。子供のアイデアを起点に、一緒に形にしていく点が魅力です。
💡 実践ポイント解説
・子供の発想を起点にして物語をつくる
まずは子供に「どんなお話にしたい?」「誰が出てくる?」と問いかけ、その言葉をもとに物語を作ります。主役はAIではなく、子供の想像力です。
・AIとの対話を通じて、何度も調整する
最初の生成結果を完成にするのではなく、「文章をやさしくしたい」「主人公をもっと元気にしたい」など、子供と一緒に改善点を考えてAIに伝えます。こうした創作活動を通じて、言語化する力や対話する力も育ちます。
・大人が確認し、安心して使える形に整える
AIが作った内容をそのまま使わず、内容が子供に適しているか、誤った情報や表現に違和感がないかを大人が確認することが大切です。個人情報を入力しないことや、学校のルールを守ることにも注意が必要です。
AIの活用について家庭で話し合う、最適解を見つける手段として活用しよう
AIサービスには、13歳以上を対象とするものもあります。安心して使うためにも、家庭でAIの使い方を親子で話し合うことが大切です。ここでは、中学生の子供を持つ稲垣あゆみさんの記事を紹介します。
この記事では、家庭内のルールを「親が決めるもの」ではなく、「親子で納得してつくるもの」として考え、その対話をAIがサポートする方法を紹介しています。AIを「答えを出す道具」ではなく、互いの考えや気持ちを整理し、 合意形成を助けるツールとして活用 。親の願いと子供の気持ちをもとに、無理なく続けられる「我が家のルールブック」を作成し、画像化して共有する工夫も紹介されています。
💡 実践ポイント解説
・「ルール」ではなく「目的」から考える
「なぜそのルールが必要なのか」を整理しましょう。ゲーム時間を減らしたい、夜更かしを防ぎたい、家族で過ごす時間を増やしたい。そうした思いを言葉にすることで、納得できる話し合いにつながります。
・親と子、両方の気持ちを書き出す
親の願いと子供の気持ちをAIに伝え、「どちらが正しいか」ではなく、「どうすれば両立できるか」という視点で考えます。
・ルールには“例外”も用意する
一度決めて終わりにせず、状況に応じて交渉したり、見直したりできる仕組みを提案しています。
・AIを“審判”ではなく“通訳”として使う
生成AIに判断を任せるのではなく、お互いの考えを整理し、 「本当に伝えたいこと」を言語化するサポート役として活用 すると、感情的な対立を避けながら話し合いを進めやすくなります。
次の記事は、13歳になった子供が好きなゲームのキャラクターをもとに、自分専用のAIを作る体験記です。
AIの役割や話し方、答える内容を試行錯誤しながら設定し、自分だけの学習・相談相手として活用していきます。AIのカスタマイズを通して、「使う側」から「作る側」へと視点を広げていきます。
💡 実践ポイント解説
・最初に「役割」を決める
「勉強を教える先生」「旅行プランナー」「英会話の相手」など役割を決めることで、どんなAIを作りたいのかを明確にします。
・知識をカテゴリごとに整理する
AIに覚えさせたい情報は、種類ごとに分けておくことがポイント。基本知識、よくある質問、おすすめ、注意点などに整理することで、AIが答えやすくなります。
・キャラクター設定を作る
自分専用のAIでは、知識だけでなく、話し方や性格も大切です。一人称、口調、性格、口癖などを決めることで、より親しみやすく、継続して使いやすいAIになります。
・完璧を目指さず、使いながら育てる
最初から完璧を目指さず、会話をしながら、話し方や新しい知識を調整し、自分に合ったAIへ育てていきます。
子供がAIを使って、自らの力を伸ばす実践
生成AIは、効率化だけでなく、子供が自分で考え、力を伸ばすためにも活用できます。中学生起業家の近藤にこるさん(現高校生)の父親である近藤憲治さんの記事では、実際にAIを活用しながら、自身の能力を伸ばしていく実践例を紹介しています。
「なんで夜になると星が見えるの?」といった子供の疑問を学びにつなげる、 日本発の対話型検索AI「Felo」 の紹介記事です。Feloは、質問の意図をくみ取り、複数の情報を日本語でわかりやすく整理します。さらに、調べた内容をマインドマップや図解、プレゼン資料にできるため、「調べる・深める・伝える」までを支援してくれます。夏休みの探究学習や自由研究にも役立ちます。
💡 実践ポイント解説
・子供の「なんで?」を出発点にする
大人がテーマを与えるのではなく、子供が日常で感じた疑問をそのままFeloに入力します。自分の問いから始めることで、学びが「自分ごと」になります。
・調べたことを「伝える」までつなげる
マインドマップやスライド生成機能で、調べた内容を整理して発表につなげられます。夏休みの自由研究のまとめや、家族の前でのミニ発表会など、アウトプットの機会につながります。
・AIの回答を親子で一緒に読み解く
AIの説明がすべて正しいとは限りません。「本当かな?」「別の言い方だとどうなるかな?」と親子で一緒に考え、追加の質問を重ねていくことで、情報を見極める力も育ちます。
ぜひ試してほしい、子供とのAI活用法
このほかにも、親子で楽しめるAI活用の記事はまだまだあります。ここからは、コンパクトに紹介していきます。
・ 九九も歴史も歌で覚える!音楽生成AI「Suno」で学びの新体験
九九や歴史などの学習内容を、AIで歌にして覚える活用法です。Sunoは、簡単な指示で音楽を作れるため、親子で楽しみながら学習できます。歌い方や曲調を工夫するプロンプトのコツも紹介しています。
・ この写真がアート作品に!? ChatGPTで楽しむ、親子で画像チェンジ!
画像生成AIで写真をアート作品風に変え、親子でさまざまな表現を楽しむ記事です。創作への興味を広げながら、著作権について話し合うきっかけにもなります。
・ Googleの画像生成AI「Nano Banana」で、探究学習の表現が広がる!今こそ先生に体験してほしいAI
画像生成AI「Nano Banana」を使い、探究学習の表現を広げる方法を紹介する記事です。 抽象的な概念や、頭の中で想像した場面を画像として具現化するヒントが学べる内容です。
・ Nano Banana Proで家族の1年を画像に!思い出ポスターとビジョンボードづくり
Nano Banana Proを使い、家族の1年の思い出や新年の目標を画像化する方法を紹介しています。家族写真や日記、子供の作品などをもとに、親子で1年を振り返るきっかけになります。
・ ChatGPTからPhotoshopを操作、AIに相談しながら簡単に画像編集「Adobe Apps for ChatGPT」
ChatGPTからAdobe Photoshopを操作し、AIに相談しながら画像編集を行う方法を紹介しています。人物の切り抜き、背景ぼかし、色調補正などをチャットで指示できるのが特徴です。
・ パワポカラオケ×NotebookLMで育む「伝える力」、中学校起業部で実践!
パワポカラオケとNotebookLMを組み合わせ、子供の「伝える力」を育てる実践を紹介します。資料を整理し、予想外のスライドについて即興で話すことで、構成力や言語化する力を鍛えます。
この夏休みは、ぜひ子供と一緒にAIを使って、何かに挑戦してみてください。私たちEducAItion Timesのメンバーは、AIを利用すること自体を目的としているわけではありません。AIを活用することで、子供たちが自ら学び、考え、成長していくことを願っています。私たちの記事が、そのきっかけの一つになればうれしく思います。
教育や育児に役立つ生成AIの情報や活用方法をお届けするお勧め連載!過去の好評記事もあわせてチェックしてみてください。
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