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女子中高生がNVIDIAへ!最新GPUやAIロボットを体験、女性社員から学ぶ仕事やキャリア
2026年8月27日 06:30
2026年8月4日、NVIDIAが女子中高生を対象としたオフィスツアーを開催した。
このオフィスツアーは、東京都と公益財団法人山田進太郎D&I財団が毎年夏に実施している「Girls Meet STEM in TOKYO」の一環として行われたもの。Girls Meet STEMは、女子中高生がSTEM(科学・技術・工学・数学)分野で働く人や現場に触れ、自分がやりたいことや関心のあることを見つける機会を提供する取り組みで、約80社の企業が参画している。
NVIDIAの参画は、今回で3回目。女子中高生がNVIDIAで最新GPUやAIロボットなどを実際に体験したほか、同社で働く女性社員と交流した。その様子をレポートしたい。
応募倍率は10倍以上! 文系・理系、どちらを選んでも正解
NVIDIAオフィスツアーへの参加者は17名で、今回は高校生よりも中学生の方が多かった。応募倍率は10倍を大きく超えていたとのことで、参加できた生徒はかなりの幸運だったといえる。参加者の多くは家族の勧めで応募していたが、自分でNVIDIAを選んだ生徒もいた。NVIDIAを知ったきっかけは、同社の事業の大きな柱の1つであるゲーミングのほか、AI関連のニュースで目にしたようだ。
最初にエンタープライズマーケティング本部 広報部長の中村かおり氏があいさつをした。同氏はNVIDIAへ入社して20年になり、その間、会社は一度も立ち止まることなく成長を続けてきたと振り返った。
さらに、進路を考える年代の参加者に向けて、理系と文系のどちらを選ぶべきかという問題にも触れた。中村氏は、「答えは両方正解。どっちを選んでも正解だと思っています」と語り、重要なのは、選択そのものよりも、そこに至る過程だと力説した。
先輩や両親に話を聞いたり、将来どのような仕事があるのかを調べたり、今回のようなイベントに参加したりすることで知識や経験が蓄積され、それが将来の可能性を広げることにつながるという。その上で、どんな小さなことでも積極的に質問し、この日の経験を、自分でもまだ気づいていない可能性を見つけるきっかけにしてほしいと語った。
その後、NVIDIAと日本が約30年にわたって築いてきた関係を紹介する映像を上映。この映像は先日、ジェンスン・フアン氏が日本を訪れ、さまざまな発表会に出席した際にも上映されたものだ。中村氏は、AIによってさまざまな産業に大きな変革が起きており、新しい時代が到来していると説明。NVIDIAの社員一人一人もその可能性を信じ、日々試行錯誤を続けているとして、あいさつを締めくくった。
AIスパコンから最新ゲーム、AIロボットまで、NVIDIAの技術を体験
今回のオフィスツアーは、3つのプログラムから構成されている。1つ目のプログラムは「デモツアー」であり、3つのデモコーナーが用意されていた。
最初のコーナーは、生成AIなどの開発や学習に利用されるAIスパコン「DGX H100」を紹介。H100 GPUが8基搭載した内部が展示されており、担当者がCPUとGPUの違いをわかりやすく説明した。参加者は、H100を実際に手で持ち、大きさや重さを確かめていた。また、超小型AIスパコンの「DGX Spark」の展示も行われていた。
2つ目のデモは、NVIDIAの最新GPUを搭載した高性能ゲーミングノートPCで、最新ゲームを体験するコーナーだ。担当者は、ゲームで使われている3Dグラフィックス技術について説明し、最新のパストレーシング技術を採用したカプコンの「プラグマタ」を紹介。参加者は、GeForce RTX 5090 Laptopを搭載したRazerのゲーミングノートPCで、実際にゲームをプレイした。
パストレーシングとは、光の反射や屈折を繰り返す「光の道(パス)」を追跡し、現実世界に近い自然な光の反射や陰影、間接照明を計算して映像を作る技術だ。写真のようにリアルで美しい映像を得られる反面、計算量がとても多く負荷が高い。従来は処理負荷の高さから、ゲームへのパストレーシング採用は難しかったが、NVIDIAの最新GPUなら、パストレーシングを採用したゲームも高いフレームレートで動作させることができる。
3つ目は、手のひらサイズのAIスパコン「DGX Spark」を使ったローカルAIのデモだ。小型ロボット「Reachy」の頭脳としてDGX Sparkが使われており、参加者は「Reachy」に質問したり、ダンスをお願いしたりして、AIとのやりとりを楽しんだ。
最後は、グループごとに記念写真を撮影し、AIに加工してもらう体験。背景や服装を指定して写真を撮影すると、DGX Sparkで動作するローカルAIが画像を加工する。写真データをクラウド上のAIに送らずに処理できるため、プライバシー面でもメリットがある。
理系女性社員が語る、NVIDIAでのキャリアと仕事
デモツアーの後は、2つ目のプログラムNVIDIAで働く理系女性社員による「お仕事紹介」が行われた。
登壇した4人のキャリアはさまざまだ。現在は、生成AIなどの分野を担当する村上真奈氏、情報学を専攻し、売上データの分析や営業プロセスの改善を担う岳 玉玲氏、ニューロサイエンスを学んだ後、音声認識やLLM開発などに携わり、現在は開発者との関係構築に取り組む松本美咲氏、コンピュータ工学を学び、ゲーム開発を経てGeForceゲームプロデューサーとして活躍するアマロサフィラ氏が、それぞれ自身の経歴や現在の仕事について語った。
一口に「理系の仕事」といっても、4人はそれぞれ異なる分野を学び、さまざまな経験を経てNVIDIAに入社している。現在の仕事も、生成AIや営業支援、開発者との関係構築、PCゲームの技術支援など幅広く、異なる分野で活躍しているのがわかる。
続いて行われた「Ask Me Anything」では、先ほど仕事を紹介した理系女性社員と文系女性社員が各テーブルに入り、参加者の質問にざっくばらんに答えた。20分ごとに社員がローテーションし、異なる経歴や仕事を持つ社員から直接話を聞ける機会となった。
どのテーブルも、参加者がメモを取りながら積極的に社員に質問をしていた。GeForce RTX 5080搭載グラフィックボードの実物を見せながら、仕事について説明する社員もおり、NVIDIAという会社やそこでの仕事について理解を深める機会となっていた。また、海外留学を考えている参加者が、海外留学経験のある女性社員に質問する場面も見られた。
今後は文系と理系の境界が薄れ、英語力がより重要になる
最後に、エンタープライズマーケティング本部 本部長の掘内 朗氏が、今後の進路やキャリアについてメッセージを送った。
堀内氏は、自分の意思でイベントへの参加を決めた人がどれくらいいるかを尋ね、何かに参加すると決断して行動することは、ゼロから最初の一歩を生み出すことだと説明。「今日、皆さんがそれをやったということは、AIには代わりができないことをやったということです」と語った。
AIが持つ知識が急速に増えていくこれからの時代には、単に多くの知識を身に付けるだけでなく、「どちらへ進むべきか」「何を新しくやるべきか」といった判断や意思決定、戦略を考える力がより重要になるという。また、文系と理系の境界も次第になくなり、理系に進む人にも文系的な考え方が、文系に進む人にも理系的な発想が必要になると指摘した。
もう1つ重要な能力として挙げたのが英語だ。NVIDIAのようなグローバル企業では、日本で勤務していても海外のメンバーと英語でやりとりする機会が多い。AIによる翻訳・通訳技術が進歩しても、単に言葉を置き換えることと、相手を説得したり交渉したりするコミュニケーションは別物だとして、若いうちから実際に英語を使い、経験を積むことが重要だと語った。
最後に、この日のイベントでさまざまな人の仕事や考え方に触れた経験を、将来を考える上での参考にしてほしいとし、「英語を自分の1つの武器にして、最終的に自分がどちらに行くのかを決めていくと、楽しいんじゃないかなと思います」と参加者たちを激励した。












































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