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高校向けに「旅×学び」の地域留学体験プログラムを提供

地域の暮らしを体験し、生きる意味や自分の価値観を見つける試み

株式会社アスノオトがワオ高等学校を対象に「さとのば大学」の地域留学体験プログラムを提供

株式会社アスノオトは、通信制高校のワオ高等学校を対象として、同社が運営する「さとのば大学」の地域留学体験プログラムを実施すると発表した。

同プログラムは、地域留学を通じて、生徒たちに地域での体験を通じた学びの機会を提供することを目的としており、これまで新渡戸文化高等学校と第一学院高等学校に実施してきた。

同大学では、春休みや夏休みを中心に高校生や大学生を主な対象として、公募型地域留学体験プログラム「Learning Journey」に取り組んでいる。これまでに300名以上が参加し、日常とは異なる環境に身を置いて活動する2泊3日の越境学習を通して、自分の価値観や軸を見つける機会を提供してきた。

同大学は、宮城県女川町や福島県南相馬市、石川県七尾市など、先進的なまちづくりにチャレンジする全国15地域と連携して、各学校のニーズや学びのテーマに合わせて地域との連携を図っている。

さとのば大学が連携する全国15地域

単なる観光旅行ではなく、地域コーディネーターが現地をガイドし、地域で暮らす人との出会いや、自然との関わりを通して自己対話を深める機会を提供するのも特徴の1つだ。

各地域で暮らす人の営みに触れる
自然と触れ合い身体感覚を取り戻す

今回のプログラムは、Learning Journeyをアレンジし、4つの連携地域で各5回実施する。新渡戸文化高等学校では、長野県長野市でのスタディツアーを11月中旬に予定しており、第一学院高等学校には、宮城県女川町・長野県長野市・鹿児島県枕崎市の3地域で体験チャレンジを提供。初参加となるワオ高等学校では、社会経験値を高めるプログラムを京都市で実施する。

また、地域留学前に自分と仲間を知り、旅の目的を深めるオンラインセッションを実施。地域留学後には、旅の気付きを言語化する対話型プログラムを実施して、旅の価値を高めるという。

オンラインセッションの様子

さとのば大学では、日本全国の4地域に1年ずつ暮らしながら、自分で立てたテーマに現地の人々と取り組む「プロジェクト学習」と、地域共創領域の講師陣たちと学び合う「オンライン学習」を行き来する学びに取り組んでいる。