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地域のプロジェクト学習を正式な単位に、さとのば大学×通信制大学が描く学びの未来
2025年7月7日 08:30
株式会社アスノオトは、同社が主催・運営する「さとのば大学」における地域でのプロジェクト型学習が、新潟産業大学の通信教育課程「ネットの大学 managara」の単位として認定する仕組みを開始すると発表した。
今回の単位認定制度では、「ネットの大学 managara」と共同運営する「地域イノベータコース」に所属する2025年度以降の入学者が対象。地域に暮らしながら学び、プロジェクト実践に取り組むさとのば大学の活動が、「ネットの大学 managara」の単位として1年あたり4単位、最大4年間で16単位まで認定されるようになる。
さとのば大学は、全国各地の4地域に1年ずつ滞在しながら、自ら設定したテーマに現地の人々と取り組む「プロジェクト学習」と、地域共創領域を専門とする講師陣や在校生と学び合う「オンライン学習」を行き来しながら学ぶ大学である。
2021年より新潟産業大学と提携し、「ネットの大学 managara」とのダブルスクールの形で、実践的な地域学習と経済経営学士号の取得を両立させるプログラムを提供してきた。
通信制大学である「ネットの大学 managara」は、通学の必要がなく、10分程度の映像講義をいつでもどこでも視聴できる仕組みを採用しており、高校生の新しい進路選択や社会人・シニア層の学び直しとして、ライフスタイルにフィットした学びを支援している。
さとのば大学は、「リアルな社会での実践的な学び」が正規の大学教育として単位認定されることは、これからの学びのあり方を更新していく取り組みの一歩であることを強調。今後も全国14地域と連携し、地域に根ざしたプロジェクト学習を通じて、未来を共に創る人材の育成を目指すという。