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総合型選抜入試対策アプリを提供、「AI小論文添削」と「AI模擬面接」で受験生を支援
2025年9月26日 15:00

株式会社mugendAIは、総合型選抜入試(旧:AO入試)の受験生とその保護者を対象にした総合型選抜対策AIサービス「アオマル」の提供を開始した。
同アプリは、総合型選抜の直前期に特化しており、小論文添削や面接練習によって受験生の弱点把握と対策を効率化。同アプリを開発・提供するmugendAIは東京大学発のスタートアップ企業で、自然言語処理や画像認識技術などのAI技術によって効率的な学習環境の実現を目指している。
「アオマル」の主な機能は2つ。1つ目は「AI小論文添削」で、受験生が提出した小論文をAIが複数の観点から即時に添削し、改善点を提示する。これにより、添削待ちの時間が不要になり、論理的思考力や表現力を高める時間や機会を確保できる。小論文課題は難易度や分野ごとに豊富に用意しており、志望学部に合わせた演習も可能だ。


2つ目は「AI模擬面接」で、志望校に合わせた質問を選びAIと会話形式で面接の練習ができる。回答内容の一貫性や表現の明確さについてAIが評価レポートを生成し、次回への改善点を具体的に提示するため、自身の強みや課題を具体的に把握しやすい。



「アオマル」は、パソコンやスマートフォンがあればいつでもどこでも利用でき、塾や予備校に通う時間的・経済的負担を軽減できるのが特徴。受験直前期でも、塾の開校時間や教員の忙しさを気にすることなく受験対策が可能だ。mugendAIは、従来の個別指導や専門塾と比較し、経済的なメリットが高いことを強調している。
同サービス開発の背景には、総合型選抜における対策指導の負担が大きいという課題がある。mugendAIは、志望理由書の評価機能や自己分析サポート機能も開発し、総合型選抜対策をワンストップで支援するサービスへ拡張する予定だという。