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島根県立大学、総合型選抜に「地域教員希望枠」を創設

島根県立大学が人間文化学部の総合型選抜に「地域教員希望枠」を新設し、大学卒業後に島根県内で教員として働く意欲を持った高校生を募集

 公立大学法人島根県立大学は、2026年度入試より、人間文化学部の総合型選抜に「地域教員希望枠」を創設する。島根県内の高校生が対象で、大学卒業後に島根県内で教員として働く意欲があることが条件。定員は2学科で合計8名。

 地域教員希望枠は人間文化学部の保育教育学科の5名と地域文化学科の3名。地域文化学科の3名は、地域教員希望枠の判定で合格とならない場合に、総合型選抜(自己推薦)の選抜対象となる。

地域教員希望枠について

 地域教員希望枠の入試は11月の総合型選抜として行い、大学入学共通テストは果たさない。対象とする島根県内の高校生は、島根県内の高校に在籍するか、島根県内在住であること。

 地域教員希望枠の設置は、島根大学との連携事業として、文部科学省「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」の採択を受けたもの。「過疎・少子化に直面する山陰地域における志望・養成・採用・研修段階の一貫した取組による教師の質保証」として5カ年の事業を行う。

 連携事業では地域教員希望枠の設置のほか、高校生と大学生が交流する「入学前プログラム」などの実施、島根県教育委員会および島根大学と連携した授業の実施、教員採用後のフォローアップまでを一貫して取り組む予定という。

 なお、今回の「地域教員希望枠」の入試区分について5月26日(月)に島根県立大学において記者会見を行う。

地域教員養成プログラム