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近畿大学附属高等学校、AI英語学習サービス「ELSA Speak」の導入を決定

ELSAは、近畿大学附属高等学校が4月からAIによる発話支援サービス「ELSA Speak」を高校1年生に対して導入したことを発表した。

ELSA Speakは、独自の音声認識技術により、発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙力・文法など、学習者個人のスピーキングの弱みを特定し、自分で発音学習を進められるアプリ。

近畿大学附属高等学校では2018年より一部のコースで英語の授業をコミュニカティブに行うアプローチを導入し、指導する教員はケンブリッジ大学英語検定機構が提供する資格を取得するなど、生徒たちが英語で活動するための授業改革に取り組んできた。

一方で、課題になっていたのは、生徒の発音学習。教科書の音声を何度も聞き、発音・アクセント・イントネーションを真似て録音し、提出する課題を実施していたが、教員が生徒たちのパフォーマンスを評価するのに膨大な時間がかかっていたという。そこで、ELSA Speakを導入することで、生徒たちが自分で発音学習に取り組める環境を提供し、教員の負担軽減にもつながると判断した。

近畿大学附属高等学校 英語科 菊川太郎教諭は、「ELSA Speakは、授業や課題を通して生徒たちが自己評価をし、英語力の改善につなげられる点が魅力的です。日々の授業や課題では、担当する生徒の数が多く、また従来の発音指導では質量ともに十分なフィードバックを生徒たちに与えることができませんでした。教員の負担を軽減する点でもELSA Speakに期待しています」と述べている。