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AIによる発音矯正サービス「ELSA Speak」、聖光学院が高2生対象に導入

Chromebook上でELSAを使い発音練習をする様子

 ELSAは8月4日、聖光学院中学校高等学校が高校2年生の英語授業にAIによる発音矯正サービス「ELSA Speak」を導入すると発表した。活用することで個人のスピーキングの発音や語彙力、文法などの弱みを特定、短期間で改善できるとしている。

 聖光学院は神奈川県では上位の進学校として知られているが、生徒の思考力や好奇心、創造性をかきたてるためのプラットフォームとしてICTを活用している。2016年度より1人1台のChromebookを導入、授業のほか生徒主体の学校行事運営などさまざまな教育活動にICTを活用、今回のように英語教育においては多彩なインプットとアウトプットを可能にする手段として大きな役割を果たしているという。

 授業でELSA Speakを用いて音読練習をするなか、生徒が自分で気づくことのできない発音上の弱点をELSA Speakがリアルタイムで指摘することで取り組むべき課題が明確化し、教師のフィードバックを組み合わせることで、ELSA Speak導入前よりも音声指導の質が向上したとしている。

 また、生徒が自作した英文を用いて発音練習もできるため、生徒たちは休み時間や家庭学習においてもELSA Speakを積極活用しており、聖光学院では導入の意義と手応えを感じているという。

発音練習に取り組む生徒の様子