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ChatGPT講座を高校生に実施、学術論文の精度向上を支援

株式会社インターパークが、市立札幌旭丘高等学校で特別講座「ChatGPTを活用した学術論文の精度向上」を2025年4月22日(火)に実施

北海道札幌市に本社を構えるIT企業・株式会社インターパークは、市立札幌旭丘高等学校にて、データサイエンス科3年生約80名を対象とした特別講座「ChatGPTを活用した学術論文の精度向上」を実施すると発表した。

同講座は、探究学習の一環として実施するもので、生成AIを活用した情報収集や文章構成の工夫など、高校生が直面する学術的課題の解決を支援することを目的としている。

インターパークは、生成AIやノーコード技術を取り入れたクラウドアプリケーションを開発しており、社内全体でChatGPTの活用を推進。同講座では、こうした現場目線のノウハウをもとに、「プロンプトの工夫によって文章の質を高める方法」「AIの出力をどのように評価・活用するか」を紹介する予定だ。

札幌旭丘高等学校では、数理データサイエンス科学科の活動の一環として3年次に研究成果を論文にまとめている。今年度は論文の内容充実と精度向上に生成AIを活用するべく、インターパークの協力を得て講座を実施することにしたという。

学科長の坂庭康仁氏は、「生成AIを活用するスキルは将来すべての職業で必要になる」とし、今回の講座を出発点に教育現場での生成AIとの向き合い方を整備していく考えを示している。

インターパークは「地域DX宣言」を掲げており、地域社会に根ざしたデジタル人材の育成を目指している。代表取締役社長の舩越裕勝氏は、「本社のある地元・札幌で生成AIの可能性を高校生に伝えることができてうれしく思う」と語っており、今後は1・2年生を対象とした講座の展開も視野に入れている。