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論文向けAI英語校正・翻訳ツール「Paperpal」で、生成AI機能「Copilot」をリリース

カクタス・コミュニケーションズ株式会社は、論文の英文校正・翻訳をするAIアシストソフト「Paperpal」において、生成AIを活用した新機能「Paperpal Copilot」をリリースしたことを発表した。

Paperpal Copilotは、学術論文や学術文献でトレーニングされた独自のLLM(大規模言語モデル)を利用しており、論文をはじめとした研究者のアカデミックライティングに最適化されている。

PaperpalのFreeプラン(無料)では、Paperpal Copilotを月150回まで利用できる。Primeプラン(有料)であれば無制限。

Paperpal Copilotによる新機能は以下のとおり。

・パラフレーズ(書き換え)機能

AIによるリライト機能で、内容はそのままに新たな文章を提案する機能。

英語を母国語としない研究者が持つ悩みの一つに、英語論文を執筆する際に、使い慣れた表現や単語を繰り返し使ってしまうことがある。Paperpal Copilotでは、書き換えたい文章を指定し、「Paraphrase」(パラフレーズ、書き換え)のタブを選択することで、内容はそのままに文章を書き換える。学術論文に適した専門用語や表現をふまえて、似た意味の表現に置き換えたり、構造を調整したりしながら言い換える。

同様に、アカデミックなトーンへの磨き上げの機能もある。

パラフレーズ(書き換え)機能

・トリミング(単語削減)機能

ジャーナル(学術雑誌)の規定に合わせて文字数(単語数)を削減する機能。執筆内容の文脈をそのままに単語数を削減できる。さらに、選択した文章や段落の文字数を計算し、単語数を指定することも可能。入力テキストを最大30%削減できる。

トリミング(単語削減)機能

そのほか、アブストラクト(概要)の生成や、タイトルの生成、ジャーナル編集者への効果的な電子メールの生成などの機能などもある。

アブストラクト(概要)の生成