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教育現場の「困った」に応えるiPadケース、海外で評判のstm goodsがGIGA第2期で本格参入
- 提供:
- 株式会社アーキサイト
2025年5月27日 06:30
1人1台端末としてiPadを活用する学校が多い中、破損や故障の課題に頭を悩ませる教育現場も多い。そうした現場の声に応えるべく、海外の教育機関で豊富な実績と評価を誇るオーストラリア発のApple周辺機器ブランド「stm goods」が、国内正規代理店である株式会社アーキサイトを通じて日本市場に本格参入した。
ただの保護ケースで終わらせない。実用性と耐久性を両立し、2025年3月発売の最新iPadにも対応した「 STM Dux キーボード一体型ケース USB-C (第10世代iPad/A16チップ搭載iPad用) 日本語配列 」には、どのような魅力と工夫があるのか。stm goodsブランドを展開するSTM社エグゼクティブのインタビューから、その魅力を探る。
日本よりも厳しい、海外教育機関で鍛えられたstm goods
STM社は、iPadをはじめとする教育市場向けのケースやバッグ、アクセサリーを手がけるオーストラリア発のメーカーである。アメリカ、アジア、ヨーロッパなどに展開し、日本には2024年に本格参入した。
同社は1998年にバッグなど縫製製品の製造から事業を開始。Appleとは、Apple Store開設以前から特約店ネットワークを通じて関係性を築き、Apple製品とともに販売されてきた経緯がある。現在、製品はケースに加え、ケーブルやスクリーンプロテクター、充電器などにも拡大するとともに、iPad向けにはキーボード付きケースを強化。海外では教育市場での地位を確立している。
STM社の最近の実績として、アメリカの教育市場でキーボード付きiPadケースを過去18カ月で35万台以上を販売。直近12か月間の製品の返品率が非常に低かったという。
今回、GIGAスクール構想第2期にあわせて、stm goodsが日本国内で展開するのは、iPad用の「 STM Dux キーボード一体型ケース USB-C (第10世代iPad/A16チップ搭載iPad用) 日本語配列 だ。iPadを使う学習が普及した学校現場では活用が進む一方で、落下による破損、キートップの紛失、USB端子への異物挿入、校庭での砂まみれなど、故障や破損も日常茶飯事で発生しており、ケース選びが学習の質を左右する要素となっている。
STM Duxのケースは、こうした、 ”学校あるある”のトラブルを未然に防ぐ耐久性を備えつつ、実用性を兼ね備えているのが特徴 だ。日本に比べて、海外の教育機関では生徒が端末をラフに扱ってしまう傾向もあり、端末にかかる負荷も大きい。そのような環境下でSTM Duxは改良を重ね、品質を高めてきた。
STM社のアディナ・ジェイコブス(Adina Jacobs)氏は、「私たちが掲げる理念は『Smarter Than Most(より賢く)』、ユーザーがどう使うのかを理解することを重視して製品を開発しています」と語った。
122cmから落下、コンクリート上で転がしても破損しないってホント?
STM Duxは、 米軍規格「MIL-STD-810H」に準拠した落下試験をクリアした、堅牢性の高いiPadケース だ。アディナ氏は「教育向けは頑丈さと耐久性の高さが非常に重要である」と述べており、同製品は周囲に柔らかい素材を用いることで落下時の衝撃を吸収し、さらにその衝撃を拡散させてiPad本体に直接伝わらないよう設計している。
また、 背面を透明にし、iPad本体のシリアルナンバーや名前シールが視認しやすい よう、管理の利便性も高めている。モールド技術を使用して、ソフト素材と衝撃吸収素材を組み合わせたのはstm goodsが初めてのメーカーで、「学校がiPadをどのように運用しているかを理解し、製品に反映しています」とアディナ氏は語った。
背面の透明部分は大きいが、それによって耐久性や堅牢性が損なわれることはない。まずは以下の動画をご覧いただきたい。 iPadを高さ122cmからコンクリートの上に落としても割れず、さらに石の上に落としたり、転がしたりしても問題なく使えることが確認できる。
ほかにも、ケース開閉のマグネットフラップ部も2万回の開閉試験を実施し、ケースを閉じた状態から不意に開くことがないようにしている。
STM Duxは、 スタンド部分が180度まで開く仕様 なのもうれしいポイントだ。グループワークでは、複数の子供が1つの画面を見ながら作業することもよくあるため、180度開閉できれば画面が共有しやすい。途中までしか開かない従来型のスタンドに比べて、無理な力がかかりにくく、破損のリスクが大幅に軽減されているのも魅力だろう。メーカー独自の耐久性試験においては、90度の角度での開閉を3万回繰り返すテストを実施済みであり、その堅牢性には十分な説得力がある。
この点についても、アディナ氏は「過去にApple向けではない製品で、途中までしか開かないスタンドにより問題が発生したことがあり、その経験をもとに設計を変更し、今では必ず180度開く仕様にしています」と語っている。現場の課題をしっかり受け止め、製品開発に反映してきた姿勢が伺える。
ペンホルダー部は、シリコン製のゴムリングが装着されており取り外し可能だ。様々なサイズのペンをしっかりと固定できる仕様で、太いペンを使用するときはゴムリングを取り外して使う。抜け落ちにくく、使いたいときにすぐに取り出せる点も日常使いにおいては重要なポイントである。
細部に工夫を凝らしたキーボード 隙間のない構造でキートップが外れない
STM Duxケースは、日本語JIS配列のキーボードを採用しており、かな印字も施されている。キーストロークは一般的なノートパソコンと比べても遜色がない1.75mm±0.2mm、キーピッチは17mm±0.2mmとされており、指になじむような快適なタイピング感を実現。また、メーカー独自の耐久テストでは、キーを3万回押下する試験を実施済みであり、日常的な使用に十分耐えうる設計となっている。
キーボードに関しては、子供たちがキートップを外してしまうという課題に頭を抱えている先生も少なくない。その点、STM Duxは 「Keykeep(キーキープ)」と呼ばれる、隙間のない独自設計を採用しており、キーを外すことができない設計になっている 。
アディナ氏は、「1つ1つのキーの周囲には縁(パリメーター)が付いていて、キートップが引き抜けない設計になっています。すべてのキーがこの構造で統一されているため、簡単には外れません」と説明する。
この設計により、子供がペン先などを使ってキートップの隙間に差し込むこともできず、外れる心配はない。
また、 キーボードとの接続にBluetoothではなく有線接続を採用 している点も、使い勝手の向上につながっている。複雑なBluetoothペアリングなどの作業が不要で、有線ならではの安定した接続により、信頼性が高く、バッテリーの消費を抑えられるというメリットもある。
接続用のケーブルは非常に頑丈に作られており、3万回の折り曲げテストをクリアしている。また、充電用ポートはケース側に備えられているため、iPad本体のType-Cポートを使用せずに充電が可能である。
さらに、キーボード機能で特に注目したいのは、スクリーンキーボードモードへの自動切り替えだ。 キーボード部分を折りたたんでケース背面に近づけると、自動的にスクリーンキーボードモードに切り替わる。 このモードでは、キーボード本体のキーが反応しなくなるため、誤入力を防ぎつつ、画面操作に集中できる。キーボードを背面に回すことで机上のスペースを広く使えるため、ノートや教材を広げて作業する際も便利だ。
これだけの耐久性や機能を備えながら、ケース単体の重さは約584g(ゴムリングの6g含む)と、477gのiPad(A16)Wi-Fiモデルに装着しても合計1,061gと、かなり軽量であることがわかる。
バッテリー駆動時間は、2025年発売のiPad(A16チップ搭載)に装着した状態で、19.6時間の動作時間を実現(動画再生時:18時間およびアイドル時:21時間の2つの値の平均。※JEITA v2.0に基づく)。さらに、キーボード部分はIPXレベル1の防水規格を取得しており、垂直に落ちてくる水滴による影響を受けない構造となっている。教室や校外学習など様々な環境での使用にも安心して活用できるのだ。
簡単にケースのセットが完了!作業負担の軽減も実現
アディナ氏は、stm goodsが教員や保護者など教育に関わるユーザーの声に耳を傾けながら、製品開発を続けてきたと説明する。しかし、それだけでなく、製品を保管する倉庫のスタッフや、実際にiPadを使える状態にするキッティングスタッフなど、製品に関わるあらゆる立場の人々の声や要望にも応えていると語る。
その理念を象徴する例として挙げられたのが、キッティング作業にかかる時間の短縮だ。アディナ氏は「 STM本社の測定では、iPadをケースにセットするのにかかる時間は、わずか19秒 です。他の製品では77秒かかったり、26秒かかったりするケースもあります。何千台ものiPadを導入する教育現場では、この数秒のわずかな違いが、最終的に何時間もの作業時間の差につながるのです」と語る。
実際、 1,000台分のキッティング作業を行った場合には、最大で2〜16時間の時間短縮を実現できる という。現場の負担を少しでも軽減しようという姿勢が、こうした細かな設計にも表れている。
このように、学校現場の「困った」を解決する工夫が詰まったSTM Duxケースだが、 メーカーによる5年間の長期保証が付いている 点も安心材料のひとつだ(※物損は保証の対象外)。学校現場では大人の想像を超える使い方や予期しないトラブルも起こり得るが、長期保証の存在が、継続的な活用を後押ししてくれそうだ。
教育の質の高い日本市場で通用する製品
今回、STM社は「STM Dux キーボード一体型ケース USB-C (第10世代iPad/A16チップ搭載iPad用) 日本語配列」を通じて、日本の教育市場に本格参入する。これまで同社は一般消費者向けのケースを取り扱ってきたが、今回のモデルは教育市場向けの法人専用モデルとして、販路を限定して提供する方針である。
日本の教育市場について、アディナ氏は次のように語る。「日本における教育の質は非常に高く、生徒たちの学び方や教育制度そのものも、世界屈指の水準にあります。私たちは教育市場に適した製品をこれまで開発してきましたので、日本市場への参入はごく自然なパートナーシップの延長だと考えています」。
さらに同氏は、「私たちは日本の“カイゼン(改善)”という考え方を深く理解し、常に小さな改善を重ねていく姿勢を大切にしています」と述べる。STM社の理念として、エンドユーザーだけでなく、それを支えるすべての関係者にも配慮していることを強調。教育に関わるすべての関係者が、子供たちの学び、成長をより良いものへとつなげられるよう、日本市場においても貢献できると熱く語った。
学校でのiPad活用は日常的であり、耐久性はもちろん、操作性やデザインも学習の効率に直結する。わずかな不便が学びの妨げとなることもあるため、端末を支えるiPadケースは、子供の学習環境を整える上で意外に重要な役割を担っている。stm goodsは、現場の声をもとに製品の改善を重ねており、今後の日本市場においても、その柔軟な対応力と品質の高さで、さらなる展開が期待できるだろう。
STM Dux キーボード一体型ケース USB-C (第10世代iPad/A16チップ搭載iPad用) 日本語配列にご興味のある方は、国内正規代理店アーキサイトのページより、フォームにご記入のうえ、お気軽にお問合せください。