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最短30秒でPDFからCBT問題を生成、GMOメディアが「問題AIインポーター」を提供

GMOメディア株式会社が、問題が記載されたPDFファイルをアップロードしてCBT形式の問題を生成できる「問題AIインポーター」を「コエテコStudy byGMO」に追加

GMOメディア株式会社は、高等学校の教員や専門学校、塾・予備校の講師を対象とした課題作成サービス「コエテコStudy byGMO」に、「問題AIインポーター」の機能を追加した。

同社によると、学校現場では過去のプリントや演習問題を紙で蓄積しているケースが大半で、これらをCBT形式に変換するには「全文手入力」もしくは「画像貼り付け後に設問を再設定する」といった手間が発生していたという。

同機能では、教員が作成した過去の試験問題などをPDFファイルでアップロードするだけで、AIが大問・小問・選択肢・画像などの構造を自動解析し、最短30秒でCBT(Computer Based Testing)形式に変換する。

「問題AIインポーター」の開発中画面

「情報Ⅰ」科目では、プログラミング教育の専門知識を持つ教員の不足や学習教材の準備が困難であることなど、さまざまな課題があるが、同機能を利用すると、「情報Ⅰ」の教科書内容に沿った4,000問以上の問題をCBT形式で出題可能だ。

また、教員が作問したいトピックを入力するだけで、編集可能な会話形式の長文穴埋め問題の原稿をAIが自動生成する「問題AIジェネレーター機能」も搭載。コエテコ Study byGMOの有償プランを利用中のユーザーは、追加料金なしで利用が可能となっている。

東京都立三鷹中等教育学校の情報科教員である能城茂雄氏は、「問題の読み取り能力に感心した。既存のLLMサービスを使って問題を文字起こしするよりも、学校で扱うような問題のデータ化にフィットしている。今まで作った問題をデジタル化するときの労力削減ができそう」と評価した。

コエテコStudy byGMOは、年額の利用料金が生徒ライセンス1人当たり990円(税込)で、3年の場合は2,420円(税込)。無料トライアルの期間中は、有償プランの機能も利用可能だ。同社は20分で同サービスの使い方を紹介するウェビナーを毎週開催しており、授業の合間に参加が可能。

名称:「コエテコStudy byGMO」かんたんスタート説明会
開催日:毎週 火曜日・木曜日(17時~17時20分)
プログラム:
 1.「コエテコStudy byGMO」の概要説明(3分)
 2.15分レクチャー(15分)
 3.まとめ(2分)
 4.[任意参加]質疑応答(10分)
参加費:無料
対象:高等学校の教員
申込締切:各回前日17時まで
申し込み:専用フォームより