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生成AIによる「情報Ⅰ」の自動作問を「未来の学習コンテンツEXPO 2024」で紹介、GMOメディア
2024年12月20日 10:30
GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社は、東京都の東京富士大学で2024年12月25日(水)に開催される「未来の学習コンテンツEXPO 2024」に初出展する。同イベントでは、生成AIを活用したDXツール「コエテコStudy by GMO」を紹介する予定だ。
コエテコStudy by GMOは、高等学校の科目「情報Ⅰ」に対応したテストや宿題の作成を簡略化するツールである。同ツールは、情報Ⅰの教科書内容に沿った3,000問以上の問題から、教員が選択した問題を課題として配信することができる。さらに、採点や集計機能を備え、教務作業の効率化を支援する。
同ツールで提供する3,000問以上の問題は、同社が2024年10月に特許を取得した生成AIによる問題生成技術で作成している。具体的には、生成AIが事実に基づかない情報を勝手に生成する「ハルシネーション」をコントロールして、解答の選択肢にハルシネーションを起こし、複数の選択肢を生成する技術である。なお、この技術は情報Ⅰ以外の科目にも展開できる可能性があるという。
また、教員が作問したいトピックを入力するだけで、編集可能な会話形式の長文穴埋め問題の原稿をAIが自動生成する「問題ジェネレーター」の機能も備えており、短時間で大学入学共通テストの対策問題を生成できる。
【コエテコStudy byGMO】問題ジェネレーター機能
イベント当日は、サービス責任者や開発者などによるデモンストレーション動画による解説のほか、情報Ⅰの教員向けセミナーを開催する。また、無償で同ツールを利用できる実証実験の参加校募集に関するメリットや活用事例も紹介する予定だ。
同社の出展内容とイベント概要は、以下の通り。
<出展内容>
セミナー:『科目「情報I」の教員向けDXソリューションの提案とAIを用いた共通テスト対策問題の作問』
開催時間:11時40分~12時
登壇者:GMOメディア株式会社 サービス開発部 シニアエンジニア 冨髙辰海氏
<イベント概要>
イベント名:未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)
日時:2024年12月25日(水)10時~17時
会場:東京富士大学 本館
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3丁目8−1
入場料:大学生以下、学習情報研究センター会員、学校関係者は無料
※上記以外の人は、税込1,000円(学習情報研究誌1月号付き(定価1,200円))
申し込み:PeatixのWebページより
- 基調講演1「教育DXを展望する(仮)」田村恭久氏(上智大学理工学部教授)
- 基調講演2「教育データサイエンスセンターの取組(仮)」白水 始氏(国立教育政策研究所総括研究官)
- シンポジウム 個別最適な学びを効果的にする学習評価のCBT化とIRTの導入
登壇者:楊 達氏(早稲田大学文学学術院文学部教授)
登壇者:光永悠彦氏(名古屋大学 大学院教育発達科学研究科 准教授)
登壇者:CBT運営団体
<基調講演・シンポジウム・パネルディスカッション(予定)>