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画像を読み込んでテスト問題を作成、授業準備を支援する「アシタのジュギョウ」がリニューアル

アシタのジュギョウ運営局が、教員個人向けサービス「アシタのジュギョウ」に、AIによる授業支援機能を搭載

アシタのジュギョウ運営局は、教員個人向けサービス「アシタのジュギョウ」を全面リニューアルし、AIによる授業支援機能を新たに搭載した。

今回のリニューアルでは、教材やプリントの画像を読み込むだけで、AIがまとめ問題や発展・応用問題、授業アイデアを自動で提案する「AIピース生成機能」を追加。「何を教えるか悩む」「準備の時間がない」という場合に、教員の準備時間や労力を大幅に削減できるという。

AIピース生成機能の「ピース」とは、授業の単位を構成する「アイデアの固まり」を指す。画像を読み込ませて問題の出題形式などを指定すると、出題形式に応じた問題が生成される。

同機能では、教材画像から選択式のまとめ問題を生成したり、板書を撮影した画像を利用して問題を生成したりすることが可能。国語や道徳における長文のテキストデータを貼り付けて、振り返り問題や授業用のアイデアなども生成できる。

画像を取り込んで、問題の出題形式を指定
指定した内容から問題が生成される

同サービスは小中高の教員が対象。パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまな端末で利用が可能だ。料金プランは、基本的な機能が無料で利用できる「フリー会員」に加え、月額300円の「プラス会員」と、月額1,500円の「プロ会員」を用意。各プランは、生成できる問題数や貼り付けできる文字数、画像生成モデル、履歴保存期間が異なる。

開発を主導した高松智久氏は、元公立中学校の英語教員であり、教員としての現場経験を生かしてサービスを設計。高松氏は「忙しい先生の準備をもっと効率的に、もっと楽しく」をコンセプトに掲げ、教育現場に適した支援ツールの提供を目指している。

AIの力で授業の質と時間のゆとりを両立する支援を実施