NPOカタリバ、「災害時の子どもの生活ガイド」を開設、LINE相談も可能に

認定特定非営利活動法人カタリバは、2024年1月4日、令和6年能登半島地震を受け、災害時に子供たちが心と生活を立て直すための情報サイト「災害時の子どもの生活ガイド」を開設した。このサイトは、子供たちが災害時に直面するさまざまな課題に対処するための支援を提供する。

カタリバは、災害発生後の1月3日に現地入りし、石川県七尾市で子供のための居場所を開設。加えて、オンラインでの支援も開始した。同組織は、東日本大震災や熊本地震など過去の災害時にも、被災した子供たちに対する支援活動を展開してきた。

「災害時の子どもの生活ガイド」は、震災を経験した当事者の子供たちや保護者たちの意見を反映し、岬美穂氏（小児科専門医・厚生労働省DMAT事務局）、佐藤敏郎氏（一般社団法人Smart Supply Vision理事・元中学校教員）、永野海氏（弁護士・防災士）の監修のもと作成された。

サイトでは、子供たちの心のケアに関する情報のほか、生活の見通しを持てるようなコンテンツも提供する。また、カタリバの専門職とスタッフがLINEを通じて相談にも応じる。

今回の情報サイトは、カタリバの支援者からの寄付によって実現した。同サイトは、東日本大震災から12年目の3月11日に合わせてオープン予定だったが、能登半島地震を受けて前倒しでオープンしたとしている。