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中高生100名が集結、「ルールメイキング・サミット2024」を10月13日に開催
対話しながら生徒主体の学校を作る取り組み
2024年8月22日 15:00
認定特定非営利活動法人カタリバ(以下、カタリバ)は「ルールメイキング・サミット2024」を2024年10月13日に東洋大学白山キャンパスで開催する。同イベントには、24都道府県から中高生100名が参加し、校則見直しやルールメイキングに関して対話する。
ルールメイキングは、単に校則を変えるのではなく、学びの機会として対話を通じて納得解を導き出すプロセスを重視している。カタリバは、児童生徒が主体となって学校の校則や身の回りのルールを見直すことを目指す「みんなのルールメイキング」事業の一環として同イベントを実施する。
その背景として、2022年に生徒指導提要が12年ぶりに改訂されたことや、2023年に「こども基本法」が施行されたことが挙げられる。こども基本法では、子供にとって最善の利益が何かを第一に考え、子供たちが意見を表明する機会創出や子供たちの意見を尊重することの重要性が明記されている。
同イベントでは、ミッションをクリアしながらゴールを目指す、オリジナルボードゲームを利用したグループワークショップを実施。仲間と作戦会議をしたり、協力して仲間を助けたりするなど、多様な立場の人との対話方法や合意形成のプロセスを学べる。
また、校則に関して教員や生徒などから事前にインタビューしたデータを分析・可視化し、ルールメイキングの進め方や在り方を議論するトークセッションを行う。
イベントの概要は、以下の通り。
- イベント名 ルールメイキング・サミット2024
- 日時 2024年10月13日(日)12時~17時(13時30分:一般観覧受付開始)
- 場所 東洋大学 白山キャンパス 井上円了ホール、6号館教室
〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20 - プログラム内容
第1部(13時~)
(生徒)対話で#ルールはつくれる?ゲームワークショップ
(引率教員)伴走者フォーラム~ルールメイキングの現状と課題とは?~
第2部(15時~)
トークセッション
(1)実社会におけるルールメイキング事例とは
(2)「中高生校則ヒアリング」調査結果から見える課題とこれから
第3部(15時45分~)
未来の自分に向けた「アクション宣言」
なお、10月10日(木)の20時まで、一般回覧の事前申込が可能となっている。申し込みは先着順となっており、定員に達し次第、募集を締め切る。
同イベントを通じて、参加者が他校の事例を学びながら、社会で活躍するルールメイカーとの対話を通じて、自らの考えを深め、今後の学校生活や社会参画に生かせるアイデアやノウハウを見つけることが期待されている。