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みんなのコード、情報Iの授業で利用できる「プログル情報」に問題集機能を追加

特定非営利活動法人みんなのコードは、高校の情報Iの授業で利用できる「プログル情報」に、新たに「問題集」機能を追加、教員がオリジナルの問題を作成して配信できる機能を追加した。

問題集機能では、「順次処理」「繰り返し処理」「条件分岐処理」などそれぞれのサンプル問題を用意し、先生が最大10問まで自由に問題を作成できるオリジナルの問題をまとめて出題し、提出までの管理が可能。

問題集の作成・割り当て等を行う管理画面

また、生徒から提出されたプログラムを一覧形式で確認でき、実行結果も表示することができる。さらに、オプションとなるが、生徒がAIからヒントを教えてもらう「AIアシスト」機能も利用できるという。

文章で出題された「条件分岐」の練習問題例

機能追加した「プログル情報」は、情報Iの授業でPythonの基本文法の習得やチャットボットの作成を通してプログラミングを学ぶ教材として開発したもので、2020年に公開し、これまで約12万人が利用している。

今回の問題集機能は、大学入学共通テストに「情報」が追加されることで、先生たちが不安を感じていることから機能追加に至ったもの。問題形式、問題の量、テーマなどに自由度を持たせたことが特徴で、すでに体験した先生からは、教員が問題を作成できる機能があることを評価されているという。