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みんなのコード、千葉県と情報教育推進の連携協定を締結

みんなのコード、千葉県と情報教育推進の協定締結

特定非営利活動法人みんなのコードは、千葉県教育委員会との間で情報教育の充実・発展を目的とする連携協定を締結したことを公表した。同協定は、千葉県内の公立学校での情報教育、特にプログラミング教育の拡充、教員の資質向上、先進的な情報教育の共同研究の実施に焦点を当てている。

学校における情報教育は、小学校、中学校、高等学校でプログラミング教育が拡充・必修化されるなど、その重要性が高まっている。また、生成AIツールの登場は教育への影響も大きく、2023年7月には、文部科学省が「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を発表した。こうした教育業界における新たな動きは、これからの情報教育をどのように形作るか、議論の重要性が増している。

そこで、千葉県教委とみんなのコードは、同県における情報教育の充実・発展を推進し、次代の社会を担う児童生徒の育成に資するために協定を締結。県内の公立学校におけるプログラミングを含む情報教育の充実・発展に係る教員の資質向上や、指定された中学校及び高等学校において、先進的な情報教育の共同研究の実施などに取り組む。

千葉県教育委員会の冨塚昌子教育長は、この協定締結に対し、「デジタル時代に求められる創造性、道徳性、倫理性といった人間の強みを伸ばし、グローバル時代に必要な資質・能力を高めるため、情報教育の推進に努力していく」とのコメントを発表。また、みんなのコードの代表理事利根川裕太氏は、「2030年代の日本国内における情報教育の向上に向けての歩みを進める」と語っている。