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小中学生もGPT-4o miniを使える!「みんなで生成AIコース」がバージョンアップ、みんなのコード

特定非営利活動法人みんなのコードが、学校向け生成AIツール「みんなで生成AIコース」において、GPT-4o miniの無償利用が可能になったことを発表

特定非営利活動法人みんなのコードは、学校向け生成AIツール「みんなで生成AIコース」において、GPT-4o miniが無償で利用可能になったことを2024年10月23日に発表した。

みんなで生成AIコースは、学校で生成AIを取り入れた授業を行うことを想定し、教員が見守る環境で児童生徒が生成AIの動きを学べるサービスである。同サービスは、株式会社セールスフォース・ジャパンの支援を受け、「みんなで生成AIプロジェクト」として同サービスの参加利用校を募集している。

同プロジェクトの対象は、小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校で、無償提供期間は2025年3月31日(月)まで。

プロジェクトに参加した学校には、生成AIの授業実践例を含むオンデマンド動画を提供し、教員や児童生徒は自分のペースでAIの使い方や活用事例を学ぶことができる。みんなのコードは、利用にあたってアンケート調査や授業内容の報告などの協力を要請している。

今回利用可能となったGPT-4o miniは、GPT-3.5から生成能力や処理速度が大幅に向上した。言語モデルの性能を評価するためのベンチマーク「MMLU」では、GPT-3.5が69.8%の正答率だったのに対し、GPT-4oでは82%まで向上している。また、入力できるトークン(テキストの最小分割単位)は、4千から12万8千に増え、これまでよりも長く会話できるようになった。

みんなのコードによると、GPT-4o miniの先行テストに協力した教員から、「AIの生成する内容がこれまでよりも明確で、指示に対して的確に応答できている」といったフィードバックが寄せられているという。