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児童約300人が利用、「Chimelee」でスクールバスの安全確保と保護者連絡の課題を解決
2025年10月23日 14:00

VISH株式会社は、同社の教育機関向け連絡システム「Chimelee(チャイムリー)」について、福岡県の柳川市立やまと小学校の導入事例を2025年10月22日に発表した。
やまと小学校は、2025年2月に学校再編により市内の6校を統合して開校した公立小学校で、再編に伴い開始されたスクールバス運行の管理と保護者連絡の課題に対応するため、同システムの導入を決定している。
やまと小学校では、児童579名のうち約300名がスクールバスを利用しており、安全な通学手段の確保が急務に。スクールバスの運行において、児童の乗降状況を正確に把握して保護者に伝える必要があるほか、6校に分散していた欠席・遅刻連絡が1校に集中することで、教職員の業務負担増加が懸念されていた。
Chimeleeでは、児童ごとに発行された二次元バーコードをバスの乗降時にタブレットで端末で読み取り、乗降情報を記録。保護者には、「乗車しました」「学校に到着しました」といった通知がリアルタイムで届く仕組みだ。
バスの添乗員は、タブレット上で児童の乗降状況や欠席情報を即時確認でき、乗り間違いや置き去りの防止にもつながっている。加えて、アプリによる欠席・バス不要連絡の受付や、グループ単位での連絡配信、ファイル添付機能、未読者への再通知機能などにより、教職員の業務効率化と負担軽減が進んだという。

Chimeleeは、「れんらくアプリ」として2021年にリリースし、2024年3月に名称を変更した。1施設あたり月額9,000円(税抜)からの価格で提供しており、通学管理や情報共有の効率化に寄与する機能を搭載しているのが特徴。2026年4月には新プランの提供も予定しており、さらに導入しやすい環境を整える予定だ。