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AI型教材「Qubena」がデジタル教科書と相互連携、大阪府和泉市の中学校で実証を開始
2025年10月22日 06:30
株式会社COMPASSは、同社が開発する学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」と、日本文教出版株式会社が提供するデジタル教科書の相互連携機能を実装し、大阪府和泉市の市立中学校で学習効果に関する実証を開始したと発表した。
Qubenaは、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に応じて最適な問題を提示するアダプティブラーニング教材である。今回実装された機能により、デジタル教科書とAI型教材をシームレスに行き来しながら学習できるようになった。
デジタル教科書に表示されるQubenaのアイコンをタップすることで、教科書の内容に対応するキュビナの問題にジャンプし、教科書で学習した内容の演習にタイムリーに取り組むことができる。生徒は、「基礎」と「発展」の2つの難易度から問題を選ぶことができ、理解度に応じた演習に取り組むことが可能だ。
また、Qubenaの問題画面や問題一覧画面に表示される教科書のアイコンをタップすると、対応するデジタル教科書の該当ページにジャンプ。生徒は教科書ですぐに学習や振り返りができる。
実証は、和泉市内の中学校1年生と3年生の計457人を対象に、2025年9月から12月の期間で数学の科目を中心に実施する予定。アプリ連携による学習効果を検証するほか、ほかのデジタル教科書や学習サービスとの相互連携を見据えた汎用的なメタデータのあり方について検討を行う。