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AI型教材「Qubena」、宮崎市の教育ダッシュボードへ学習データを連携
2025年6月25日 06:30
株式会社COMPASSは、宮崎県宮崎市の教育ダッシュボードに対して、自社が提供する学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」の学習データを連携することを発表した。
COMPASSは、児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するサービスを展開しており、宮崎市では2021年6月から市内の全小中学校72校にキュビナを導入し、約1万7千人が利用している。今回の取り組みでは、キュビナに蓄積された日々の膨大な学習データを宮崎市の教育ダッシュボードに連携し、学習の見える化や分析に活用する。
連携されるデータ項目は多岐にわたり、問題ごとの正誤や解答内容、解答にかかった時間、解説を読んだ時間、習熟度スコアなどが含まれる。一般的な教育サービスでは、連携できる項目が限定的なことが課題となることがあるが、キュビナではより詳細で多様なデータが共有可能とされている。
COMPASSはこれまでも、「MEXCBT」やデジタル教科書、校務支援サービスの「C4th」、教育プラットフォーム「まなびポケット」との連携を行い、高知県や奈良市、久喜市、長浜市、豊田市が保有する自治体独自のデータ利活用基盤との連携を実現してきた。今回の宮崎市との連携もその一環であり、「個別最適な学び」の実現に向けた取り組みの1つである。
COMPASSによると、全国170以上の自治体、小中学校約2,300校で100万人以上がキュビナを利用しており、累計解答数は30億件を突破しているという。