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AI型教材「Qubena」、埼玉県久喜市の教育ダッシュボードに学習データを連携
2025年1月15日 06:20
株式会社COMPASSは、同社が開発する学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」が埼玉県久喜市の一部の市立小中学校へ試験導入されたことを2025年1月14日に発表した。
久喜市での試験導入では、久喜市の小中学校における学習データを教育ダッシュボードと連携する。Qubenaが保有する学習データは、児童生徒の正誤/解答内容(テキスト・手書き解答データ)、解答にかかった時間、解説を読んでいる時間、習熟度スコア、さらには問題ごとのメタデータなどが含まれる。
このような詳細データ項目の連携によって、児童生徒の学習傾向をより深く分析できるようになり、効果的な指導や学習支援が可能となる。
学習データと教育ダッシュボードとの連携においては、自治体や学校、専門家と連携。法令やシステム上のセキュリティ・安全性を確保し、学習者自身にとってより便利で、効果的かつ安全に利活用されるように取り組みを進めるという。
Qubenaは、児童生徒一人ひとりの学習進ちょくに合わせた問題をAIが出題する教材だ。2021年度には小学校・中学校の5教科対応版をリリースし、現在までに全国170以上の自治体と小中学校約2,300校で100万人が利用。累計解答数は25億件を突破した。
同社は、子供たちの「個別最適な学び」を実現するため、サービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んでいる。例えば、文部科学省のCBTシステム「MEXCBT」やデジタル教科書、校務支援サービスの「C4th」や「ツムギノ」、教育プラットフォーム「まなびポケット」との連携のほか、高知県や奈良市が保有する自治体独自のデータ利活用基盤との連携をこれまでに実現している。