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Qubena、小学館集英社プロダクションと共同で公教育向けの探究学習プログラムコンテンツを開発

自治体独自の探究学習プログラムの企画・制作も開始

学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供する株式会社COMPASSは、株式会社小学館集英社プロダクションと共同で、公教育向けの探究学習プログラムコンテンツを開発し、自治体独自の探究学習プログラムの企画・制作も開始した。それぞれ順次提供していく。

これまでQubenaによる“教科学習の学び”と、“探究的な学び”を提供してきたCOMPASSの知見と、小学館集英社プロダクションが持つ豊富なコンテンツや制作ノウハウを活かし、全国の子どもたちに提供していく。

COMPASSは現在、「Qubena」を主要サービスとして、個別最適な学びを公教育向けに開発・提供している。また、子どもたちの「未来を生き抜く力」を育てるという考えから、Qubenaで教科学習を学ぶことで創出された時間を使い“探究的な学び”ができるプログラムを提供することにも取り組んできた。

公教育においてはこれまで、経済産業省「未来の教室」実証事業において、数学と最先端テクノロジーを掛け合わせたSTEAM教育プログラムや複数教科横断型でSDGsについて学ぶ探究学習プログラムの企画・提供を、2年間にわたり千代田区立麹町中学校で実施した。また、同省が実施した授業・個人探究で活用できる教材集「STEAMライブラリー」の開発事業では、複数教科横断型の「水産資源の持続可能性×水産業におけるテクノロジー活用」をテーマとしたコンテンツ制作・提供をしている。

一方、小学館集英社プロダクションも、小学館グループのこれまでの制作ノウハウを活かした“探究的な学び”のための教材を提供している。小学生向けオンライン講座「小学館の探究楽習」を一般向けにサービス提供しているほか、今年10月より公教育パッケージとして小学生~高校生向け探究型学習教材『小学館の探究楽習』を各教育機関や自治体向けに提供開始した。大阪府と大阪市より受託し制作した公教育向けの探究教材「高校生向けEXPO教育プログラム」では、2025年の大阪・関西万博に向け「未来社会」について考えることを目的にした自治体独自の“探究的な学び”を提供している。

こうした経緯から、両社が共同で、公教育向け探究学習プログラムコンテンツを開発し、自治体独自の探究学習プログラムの企画・制作も開始することになった。

COMPASSは今後も小学館集英社プロダクションをはじめとする小学館グループと連携。Qubenaを主軸としたさらなる新規教材開発等のサービス拡充を図るとともに、公教育における新たな学習体験の創造を目指す考えである。