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PwC Japan、中学生向けの探究学習教材「未来のしごと」の無償提供を開始

デザイン思考をベースとした対話型プログラム

「未来のしごと」ワークショップのプログラム教材

PwC Japan グループは、10年後に必要とされる仕事やスキルについて考える中学生向け授業「未来のしごと」ワークショップのプログラム教材を、10月18日から無償提供すると発表した。

同教材は、PwC Japanグループが独自に開発したもので、生徒たちは現存する仕事にテクノロジーをかけあわせながら、今はまだ予測のつかない未来の仕事について話し合う。生徒たちが自分の人生を前向きに切り拓いていくマインドセットの育成を目指すもので、2019年以来、延べ10校に出前授業を提供してきた。

事後アンケートでは、参加生徒の約9割が「未来の仕事に対して明るいイメージが持てた」と回答しており、将来に対する前向きなイメージの醸成に寄与できたことから、同プログラムを中学校の総合的な学習(探究)の時間で活用できるよう、プログラム教材をパッケージ化し無償提供する。

同教材は、生徒たちが自らの考えを他者と共有する機会を重視し、今ある「しごと」を起点に、身の回りの社会課題について話し合い、「テクノロジー」の活用による課題解決策と新しいしごとのアイデアを自由に発想する。デジタル世界への知識と理解を深めながら、共感力と創造力を働かせ、自由に発想する楽しさに気づくきっかけを提供するとしている。

「未来のしごと」教材パッケージの内容は、以下の通り(無償ダウンロードにて提供)

  • 先生や生徒にプログラムの全体イメージを伝える「未来のしごと」コンセプト動画(約1 分40 秒)
  • 授業の進行に用いる投影用プレゼンテーションスライド
  • 授業の事前準備の手順から、当日の時間配分と説明方法、生徒への声掛け例など、先生向けの授業運営ガイドブック(事前&事後ワークシート案付き)
  • 生徒がグループワークで使用するカード類5種(「Job」カード、「Issue」カード、「Technology」カード、「Our Answer」カード、各種空欄カード)
  • 模造紙用に貼るだけで使える4 段階のフレームシート
  • ワークを終えたあとに生徒たちが記入する「未来への約束」シート