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Qubena、「まなびポケット」と学習データ連携の実証を開始

株式会社COMPASSのAI型教材「Qubena」は、NTTコミュニケーションズ株式会社のクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」と、学習データ連携の実証に取り組むと発表した。Qubenaを導入している自治体において、今年度より開始する予定。

具体的には、Qubenaの学習データを「まなびポケット」のダッシュボードへ連携する。ダッシュボードに集積されるさまざまなデータと掛け合わせることで、学習管理や分析への利活用などを目指す。

なおCOMPASSでは、個人情報保護法やそのほかの法令を遵守し、自治体から指示を受けた限りでデータ連携を実施すると断り書きを入れている。

「Qubena」は、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材。2022年9月にはMEXCBTと連携して学習eポータルでのサービス提供を開始した。全国170以上の自治体と、小中学校約2,300校で、100万人以上が利用している。

「まなびポケット」は教職員、児童生徒が多種多様な学習コンテンツを選択できる環境を通じて、個々に最適化された学びの場の提供を目指す「クラウド型教育プラットフォーム」。全国の自治体や学校が利用している。

実証において連携されるのは、日々の学習活動で蓄積される膨大な学習データで、累計解答数は25億件を超えるという。

また、児童生徒の1問ごとの正誤/解答内容(テキスト・手書き解答データ)や、解答にかかった時間/解説を読んでいる時間、習熟度スコア、問題におけるメタデータも含まれる。