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まなびポケット、さまざまな教育データを1画面で可視化する「ダッシュボード」を12月提供開始

NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)のクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」では、2023年12月末を目途に、さまざまな教育データを統合的に可視化する「ダッシュボード」の提供を開始する。

ダッシュボードでは、教育委員会や学校の教育データを一元的に可視化できる。2023年12月末時点では、教育委員会と学校管理者向けに、まなびポケット上に蓄積されたデータを可視化する「状況把握画面」を提供予定。

ダッシュボードで可視化されるデータは、2023年12月末時点で、次のとおり。

  • 欠席超過率
  • 学習コンテンツのアクセス状況
  • まなびポケットへのログイン状況
  • MEXCBT配信状況
  • ScTN質問紙実施状況

いずれも、自治体・学校・有識者との連携により考えられ、あらかじめ用意されたテンプレートを使ってすぐに利用開始できる。

また、これらのデータは画面上で「カード」として表示され、教育委員会により各カードの追加・削除や拡大・縮小といったカスタマイズが可能となっている。

今後は「状況把握画面」に、児童・生徒のメンタルヘルスの悪化やSOSを早期に把握するための「心の健康観察」、保健室情報などの生活に関する情報や単元テストのつまずきや家庭学習状況、協働学習実施状況、授業満足度などの学習に関する情報を追加し可視化することを予定している。

加えて、新たに「原因究明画面」の提供を予定している。「原因究明画面」は「状況把握画面」に蓄積されたデータをもとに、学校・学級の状態を分析する画面。教育データを組み合わせさまざまなグラフで可視化し、データにもとづいた個別最適な学びから教育施策の改善にまで生かせるような情報を提供する。

将来的には学習データ・校務データ・行政データをダッシュボード上に一元的に可視化することで、学習者の学びを支える環境をより効果的・効率的に整えていく。

また、ダッシュボードによる教職員や教育委員会向けの可視化に留まらず、児童・生徒が自ら見通しを持ちながら学び、実践し、振り返ることで学びを深めていくための機能提供も予定している。