キャリアパスポートから連絡帳までサポート、クラウド教育支援システム「プランプラン」を無料提供

　プランプラン株式会社は、同社が開発・提供しているクラウド教育支援システム「プランプラン」について無料提供を開始した。システムの利用料だけでなく、初期導入サポートまで無料で提供する。

　プランプランの機能は「キャリア・パスポート」「ポートフォリオ」「連絡帳」「学習計画」の4つ。必要な部分だけ使うことができ、学校全体でなく1クラス単位での導入も可能で、今すぐ導入すれば、学年末の振り返りからでも使うことができるとしている。

プランプランの特徴

　「キャリア・パスポート」は年度初め、各学期末、行事ごとの目標や振り返りを記録、クラウド上で作成・管理することができる機能。「ポートフォリオ」は創作したものや学習プリント、学習活動の写真などを記録していく機能。設定次第で保護者も登録や閲覧が可能で、学習の様子を伝えやすいとしている。

　「連絡帳」は学校・保護者・生徒の連絡機能で、登録メールアドレスに通知を届け、プランプラン上で連絡できる。朝の出欠連絡や「学級通信」のように情報を届けることも可能。さらに、「学習計画」の機能では、1週間の学習内容を作成、生徒や保護者と共有できる。

キャリア・パスポート

ポートフォリオ

連絡帳

学習計画

　ポートフォリオやキャリア・パスポートに記録した学びの足跡は学年が上がっても振り返りが可能。保護者や児童生徒と共有すれば、成長をみんなで見守ることがもできる。キャリア・パスポートの機能は文部科学省が提示した例示資料や留意事項などに準拠しているほか、キーボード入力ができない小学校低学年用に手書き用PDFからアップロードもできる。

　プランプラン株式会社では、今回の無料提供開始を「日本全国の公立小中学校の教育DXを加速させるため」としており、先生の業務効率化で子供たちと向き合う時間を増やすことができるとして、「まずは試してみて」と呼びかけている。