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約13,000人の児童生徒が利用、AI型教材「Qubena」を広島県呉市が正式採用

広島県呉市においてAI型教材「Qubena」が正式採用されたことを発表

株式会社COMPASSは、同社が開発・提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」が、広島県呉市の全小中義務教育学校59校で正式採用され、約13,000人の児童生徒がQubenaを利用することを発表した。

この取り組みは、呉市が教育大綱に掲げる「未来を創る人材の育成」を目的とした重点施策「ICTを活用した教育の推進」の一環で行われたもので、2022年度から試験導入されていたQubenaが、2024年度より正式に採用されることとなる。

同教材は、AIを利用して一人ひとりの習熟度に合った問題を自動で出題。学習の進行を効率的にサポートし、児童生徒の理解度に応じた個別指導を可能としている。呉市は、学習の進ちょく管理や個別最適化された問題が出題されることを高く評価し、全校導入に至った。また、今後はデジタル教科書との連携によって、教育現場でのさらなるICTの活用を目指すという。

同社は、これまで全国約2,300校、100万人以上の児童生徒に同教材を提供し、アダプティブラーニングを通じて児童生徒の知識や技能の向上を支援している。

なお、2023年11月にデジタル教科書との連携機能を実装し、Qubenaの問題画面とデジタル教科書で相互に画面が遷移するアップデートを行った。現在同社は、東京都町田市、北海道留萌市、栃木県那須町、埼玉県新座市の小学校で連携機能による学習効果の実証を進めている。