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Switchでも遊べる!マインクラフト「AI探偵」で学ぶ情報を見抜く力
教育版マインクラフト ワールド紹介その⑯
2026年2月25日 06:30
教育版マインクラフトの膨大なワールドを紹介するこのシリーズ。今回は、AI時代の事件を捜査・解決する探偵物語「 リード・スマート: AI探偵(Reed Smart: AI Detective) 」(以下、AI探偵)のワールドを取り上げる。
このワールドは、教育版だけでなく 統合版(Bedrock Edition)でも提供されており、家庭ではNintendo Switchなどでもプレイが可能 だ。さらに執筆時点では、Minecraft Educationの無料デモレッスンにも含まれている(2026年2月25日時点)。
いわゆる謎解きアドベンチャーとして楽しみながら、AI時代に欠かせない情報リテラシーを学べる点が特徴で、家庭はもちろん、学校の授業や活動にも取り入れやすいワールドとなっている。
ワールドを作成してスマート探偵の助手になろう
まずはワールドライブラリの「新着・注目」を開き、「リード・スマート: AI探偵」を探そう。見つかったら詳細画面へ進む。表示されない場合は「ライブラリの検索」から「リード」などのキーワードで検索するとよい。
ワールドが生成されると、回想録的なテキストが流れ、物語の世界に入っていく。
ここからチュートリアルがスタート。端末の種類を選んで進めよう。操作に慣れている人は、チュートリアルをスキップすることも可能だ。
画面のスマート探偵についていこう。「パーティクル(※マイクラ内に出るキラキラした演出用のエフェクトのこと)」が見えるので、それに沿って進んでいく。画面には簡単な基本操作の説明が表示されている。
スマート探偵に話しかけると、最初に命じられるのは「空のコーヒーカップ事件」。内容は、ペンとメモ帳で自動的に記録される。要するにコーヒーを淹れてほしいという依頼のようで、事務所の中のコーヒー豆とコーヒーメーカーを見つけて淹れてあげよう。
このワールド、画面が基本的にモノクロ調なのが特徴だ。重要なアイテムを見つけて虫眼鏡を向けるか写真を撮ると、その部分だけがカラーで表示される。
調べ終わると、近くのボードに行くように促される。ここで「手」のアイコンのハンドツールを選択し、ボードの下に貼られた写真を、黒い影に合わせて移動してピン留めしていく。
やや手間取ったのが、このボードへのピン留め作業である。うまくはまらず、位置がずれてしまうこともあるが、やり直せば問題ない。すべて正しく配置できれば、コーヒーを運べるようになる。スマート探偵のところに持っていこう。
ここから先がいよいよ事件の始まりだ。3つの事件から好きなものを選ぼう。
本稿では、一番上の「ディーペストフェイク(The Deepest Fake)」を中心にお届けする。 多少のネタバレを含むが、結論は内緒にしているので安心してほしい。
「ディーペストフェイク」事件の現場を調べよう
探偵事務所に依頼主がやってきたようだ。彼の名前はブレイク・ドール。動画配信のスターらしい。
ブレイク氏は、国立噴水でサメの着ぐるみを着て泳ぐという、他愛のないいたずらを計画していたという。ところが当日、何者かが大量の小魚を噴水に入れ、噴水は爆発。さらにその直後、サメの着ぐるみ姿の人物が小魚をバケツで投入する動画が拡散された。ブレイク氏は犯人扱いされ、炎上騒ぎへと発展してしまう。
ブレイク氏は、拡散した動画はライバルのジョルギー・ジェイソンが作った ディープフェイク だと主張する。だが真相はどうなのか。まずは現場の国立噴水へ向かい、調査を進めよう。
ある人物から重要な証拠を手に入れた。ピザ屋のチラシの裏には、日時とこの場所を示すメモが残されていた。さらに、手がかりを探すため、虫眼鏡とカメラを使って周囲を調べていこう。証拠が揃ったら事務所へ戻り、ボードに並べて整理する。これでブレイク氏の無実を証明できるのだろうか。
依頼人のライバルを調べよう
これだけでは、まだ情報は不十分。ライバルであるジョルギー氏の家まで行くことに。到着すると、執事が出迎える豪邸だった。中に案内されると、使用人を含めて自由に調べてよいという。
部屋の中を調べると、高性能なパソコンが置いてある。助手によれば、フェイク動画作成もできそうだという。他にも隠されているものがないか、調べてみよう。集められる証拠が揃ったら、再び事務所へ戻り、ボードに整理していこう。ここまでで、何が明らかになっただろうか?
捜査線に浮上したピザ屋を調べよう
ここまでの調査で、新たな関係者が浮上してきた。ダール・ハウス・ピザだ。さっそく問題のピザ屋に向かおう。このお店は家族経営で、ロボットが並んでいることで有名らしい。ここでも、虫眼鏡とカメラを駆使して調べよう。重要な証拠が見つかりそうだ。
事務所に戻りボードに整理することに。新たな事実がわかってきたようだ。
全ての証拠をつなぎ事件を解決しよう
3箇所でわかった重要な情報をつないでいこう。スマート探偵の問いかけに応えていくと、事件の答えが導かれる。
このあとは、探偵ドラマでよく見る「真相は全てわかりました」というあの一コマ。関係者が集められ、スマート探偵の見事な采配で大団円を迎える。いったい犯人は誰だったのか? ここは実際にプレイして、事件の全体像を確かめてほしい。
もう2つの事件にも挑んでみよう!
続いて、残る2つの事件から好きな方を選んで進めることができる。ここでは概要のみを紹介するので、詳細は実際にプレイして確かめてほしい。
●「だましへの賛美歌」事件
依頼者は詩のコンテストに応募した少年の母親。気の毒にも応募した詩がAIによって生成されたものと判定されてしまい、コンテストから除外されてしまったようだ。これが間違いであることを証明してほしいという依頼。果たして真相は?
こちらの事件については、日本マイクロソフトのチャンネルでタツナミシュウイチ氏による実況解説動画が配信されているので参考にして欲しい。
●「食べて、だまして」事件
地域のレストランをレビューするポッドキャスト。そこを発端に、ソフィアおばさんの店が根も葉もない噂で経営危機に陥っているという。AIによる捏造なのか?この事件の裏には何があるのだろう……。
事件を解決しながらAI時代でも通じるリテラシーを磨いていこう
今回のワールドは、AIと共に暮らす社会で必要になる判断力を、体験を通して学ぶ内容である。生成AIが身近になる一方で、ディープフェイクのような悪用も広がっている。ワールド内では、生成AIやAI診断の 偽陽性 (本当は問題がないのに「問題あり」と判断してしまうこと)などの言葉も登場し、背景が簡潔に解説される点が特徴だ。
そうした状況でスマート探偵が重視するのは、 うわさや印象で決めつけない姿勢 である。聞き取りを重ね、証拠を集め、複数の情報を突き合わせながら真相へ近づいていく。ワールドでは、このプロセスを「 クロスチェック 」という考え方として示されている。AIに振り回されないための基本であり、日常で情報を見極める力にもつながる。
教育版マインクラフトは、このワールドをはじめ、コーディングやサイバーセキュリティ、コンピューターサイエンスなどの分野で、AI関連のワールドや動画、カリキュラムを多数提供している。
これらは、公式サイトの「AIの基本」ページにまとめられているので、是非覗いてみてほしい。特に筆者のお気に入りは、AIアドベンチャーシリーズの動画だ。英語の音声のみだが、エージェントとニワトリが連れ立ってAIについて楽しく見せてくれるアニメーションは、眺めているだけでも楽しい。
なお、今回ご紹介した「リード・スマート: AI探偵」であるが、かくいう筆者、証拠品集めに四苦八苦し、事件の解決に相当時間がかかってしまったことを白状しておく。注意力と観察力……AI時代といえど大事である。なかなか天才少年名探偵や、ドラマの名刑事のようにはなれないようだ。どうしても証拠品が見つからない大人たちは、レッスンプランの教育者向けガイドにすがりましょう。





















































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